結納と婚約指輪の関係|結納品に入れる?いつ渡す?

結納と婚約指輪の関係を紹介する記事のアイキャッチ。結納品の前に置かれた婚約指輪

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結納の準備をしていて、『婚約指輪って結納品に入れるの?それとも別に渡すの?』と迷っていませんか。プロポーズで渡すつもりだったのに、親から「結納の時に出すものでは」と言われて困っている方もいるはずです。

結論から言うと、婚約指輪を結納品に入れるかどうかは地域の習わしで違います。関西式では結納品の一つに加えることがあり、関東式では結納品とは別に用意するのが一般的です。

この記事では、婚約指輪の渡し方を3通りに分けて比べ、それぞれの準備の時期までお伝えしますね。

目次

結納と婚約指輪の関係は?関東式と関西式で違う

先に結論

結納と婚約指輪の関係は、関東式と関西式で違います。関西式では婚約指輪を「結美和(ゆびわ)」として結納品に加えることがあり、関東式では結納品に含めず、婚約記念品として別に贈るのが一般的です。

結納の指輪の扱いを知るには、結納の成り立ちから見ると分かりやすいです。百貨店のコラムでは、結納はもともと両家が一緒に飲食する酒肴のことで、次第に衣装や道具、お金が加わり、さらに婚約指輪や婚約記念品を交換する今の形になったと紹介されています。

つまり、婚約指輪は昔からある結納品ではなく、あとから結納に加わってきた品なんです。だから地域によって扱いが分かれているんですね。

関東式関西式
結納の贈り方男性側と女性側が取り交わす男性側が女性側に納める
婚約指輪の扱い結納品に含めない「結美和」として結納品に含めることがある
目録への記載書かない結納品として目録に入れる
婚約指輪の渡し方婚約記念品として別に贈る結納品と一緒に納める
婚約指輪を、結納品に加える・顔合わせで披露する・プロポーズで渡すの3つの渡し方で比べた図解

ゼクシィの説明では、関東から北は関東式、関西や中四国、東海、北陸などは関西式の結納品を用いることが多いとされています。ただ、同じ地域でも家や結納品の店によって違うので、迷ったら両家で確かめてみてください。

婚約記念品の中心は婚約指輪

結納の席では、結納品とは別に本人同士で「婚約記念品」を贈り合うことがあります。ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、婚約記念品があった人は71.8%でした。

そのうち品物は、指輪(エンゲージリング)が84.2%と大半を占めています。今の結納の指輪は、ほとんどが婚約記念品として贈られていると言えますね。

結納の記念品全体の選び方は結納の代わりの記念品交換で紹介しています。

結納の結婚指輪はどう考える?

『結納で結婚指輪も用意するの?』と聞かれることもあります。結婚指輪は結納品の品目には出てこず、挙式に向けて2人で用意するのが一般的です。

ゼクシィの結婚準備ガイドでも、結婚指輪の購入は式場が決まってから、挙式の3〜6カ月前が目安とされています。結納や顔合わせの段階では、婚約指輪だけ考えておけば大丈夫です。

婚約指輪の渡し方は3通り:結納品に加える・顔合わせで披露・プロポーズで渡す

ここでの結論

婚約指輪の渡し方は、「結納品に加える」「顔合わせで披露する」「プロポーズで渡す」の3通りに分けられます。どれを選ぶかで、指輪を用意しておく時期が変わります。

この記事では、3つの渡し方を、向いている家と準備の時期で比べてみました。

渡し方向いている家指輪を用意しておく時期当日の見せ方
結納品に加える関西式の結納をする家結納の日まで。結納品の店に台の用意も相談結納品と一緒に納め、目録に入れる
顔合わせで披露する結納はせず顔合わせだけをする家顔合わせの日まで本人が箱を開けて両家に見せる
プロポーズで渡す2人の思い出を大事にしたいプロポーズの日まで結納や顔合わせでは身に着けて見せる

『プロポーズで渡したら、結納では何もしなくていいの?』と思いますよね。そんな時は、結納や顔合わせの席で指輪を身に着けて、両家にお披露目すれば十分です。

結納品に加える:結美和として目録に入れる

関西式の結納では、婚約指輪を「結美和(ゆびわ)」という縁起のよい字を当てて、結納品の一つにします。目録(結納品の品名と数を書いた一覧)にも結美和として書き入れます。

関西式は結納品を1品ずつ白木の台にのせて飾るので、指輪も専用の台にのせることになります。結納品のセットに指輪台があるか、指輪をどう飾るかは、結納品を買う店で相談してみてください。

結納品の品目と並べ方は結納品とは?9品目の意味と並べ方で紹介しています。

結納品に指輪を加える時の注意

目録の書き方や品名の漢字は、地域や手配した店によって違うことがあります。指輪を加える時は、目録を書いてもらう前に店へ伝えておきましょう。

顔合わせで披露する:記念品の交換として見せる

結納をしない家では、顔合わせ食事会の席で婚約指輪を披露するのが自然です。ゼクシィの顔合わせの演出例にも、婚約記念品の交換が挙げられています。

始まりの挨拶と家族紹介のあと、乾杯の前に見せるとスムーズです。披露の言葉は短くて大丈夫ですよ。

お披露目の言葉の例

男性本人「婚約のしるしに、指輪を贈りました。これからもよろしくお願いします」
女性本人「とても気に入っています。大切にします」

プロポーズで渡す:結納の日は身に着けて見せる

プロポーズで婚約指輪を渡した場合も、結納や顔合わせでのお披露目はできます。当日は指輪を着けて行き、「プロポーズの時にもらいました」とひと言添えれば、両家の親にも伝わります。

関東式の結納なら、結納品の取り交わしが終わったあとに婚約記念品のお披露目をする流れが一般的です。

どの渡し方にするか、決める時のチェック

3つのうちどれにするかは、2人の気持ちと両家の習わしの両方で決まります。迷った時は、次の点を順に確かめてみてください。

渡し方を決める前の確認
  • 両家の地域が関東式か関西式かを親に聞いた
  • 結納をするか、顔合わせだけにするかが決まっている
  • プロポーズで指輪を渡したいか、2人で話した
  • 結納品に加えるなら、結納品の店に相談できる
  • 指輪の受け取りが結納や顔合わせの日に間に合う

『親同士で考え方が違ったらどうしよう…』と心配になりますよね。たとえば男性側が関東式、女性側が関西式という組み合わせもあります。

そんな時は、結納を受ける側の地域に合わせる家もあれば、2人の住む地域に合わせる家もあります。本人が間に入って「指輪はこう渡すつもりです」と両家に先に伝えておくと、当日に戸惑わずに済みますよ。

結納品に加えるよさ
  • 両家の前で正式に納める形になる
  • 目録に残るので記念になる
  • 関西式の習わしに合う
結納品に加える時の注意
  • 結納の日までに指輪を用意する必要がある
  • 結納品の店に台や目録の相談が要る
  • 関東式の家とは考え方が違うことがある

結納金と婚約指輪、お金はどう考える?

ここでの結論

結納金と婚約指輪は、別のものとして考えるのが一般的です。結納金は結婚の準備のためのお金、婚約指輪は本人への婚約記念品という違いがあります。

『結納金を出すなら、婚約指輪はいらない?』と迷う方もいますよね。結納金は、ゼクシィの説明では男性側が女性側へ「結婚準備のために使ってください」という意味を込めて贈るお金です。

一方の婚約指輪は、婚約のしるしに本人へ贈る記念品です。目的が違うので、両方を用意する家が多いんです。

調査で見る結納金と婚約指輪の金額

参考として、ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)の数字を並べてみます。

項目調査の平均補足
結納金95.2万円100〜150万円未満が69.9%で最多
婚約指輪39.0万円30〜40万円未満が30.3%で最多
婚約記念品のお返し14.0万円お返しを贈った人の平均

婚約指輪は、同じ調査の首都圏で平均43.2万円でした。地域でも差があります。

これはあくまで調査の平均なので、両家の事情や2人の暮らしに合わせて決めて大丈夫です。結納金の相場の詳しい見方は結納金の相場はいくら?で紹介しています。

結納金なしで婚約指輪だけ、はあり?

結納金なしで婚約指輪を贈る形もあります。ゼクシィでも、結納金なしの略式結納の進め方として、婚約指輪だけでもよいかという話題が取り上げられています。

結納金がない場合の代わりの形として、男性側が家具や家電を贈ったり、結婚式の費用を多めに負担したり、お互いに婚約記念品を贈り合ったりするケースが紹介されています。

ただ、新郎側から「結納金はなしで」と言い出すのは、失礼に感じる親もいるとされています。結納金の有無は、本人同士が間に入って両家の考えを確かめておきましょう。

金額の話を両家でする時の伝え方

結納金や指輪の金額は、親同士では聞きにくい話題ですよね。ゼクシィでも、結納金の有無や額は、本人が間に入って確認し合うことがすすめられています。

親に伝える時は、金額そのものより「何をどう用意するか」を先に話すと角が立ちにくいです。

親への伝え方の例

「婚約指輪はプロポーズの時にもらっていて、顔合わせで見てもらうつもりだよ」
「結納金は向こうのお家で用意してくれるみたい。お返しをどうするか、一緒に考えてほしいな」

婚約指輪のお返しと結納返し

ここでの結論

結納返しは、基本的には結納金に対して行えば大丈夫とされています。婚約指輪へのお返しは、結納返しとは別に、腕時計などの記念品で返す人が多いです。

結納返しとは、結納品や結納金を受け取った側がお返しをすることです。結納返しの婚約指輪の扱いについて、マナーデザイナーは「基本的に結納返しは結納金に対して行えば大丈夫」と説明しています。

そのうえで、婚約指輪をもらった女性が、お返しとして男性に記念品を贈る形があります。百貨店のコラムでも、結納返しや婚約記念品、婚約指輪のお返しとして腕時計を贈る人が増えていると紹介されています。

調査で見る婚約指輪のお返し

ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、婚約記念品のお返しを贈った人は44.3%、贈らなかった人は50.4%でした。贈った品物は次のとおりです。

お返しの品物割合(複数回答)
腕時計29.4%
スーツ15.9%
財布8.5%
カバン6.2%

平均は14.0万円でした。お返しをしない人も半数ほどいるので、『返さないと失礼かも…』と思いつめなくて大丈夫です。

結納返しで結婚指輪を贈るのはあり?

婚約指輪のお返しとして、結婚指輪の費用を女性側が持つという考え方もあります。結納返しの結婚指輪について決まった作法はないので、2人と両家が納得していれば問題ありません。

結納返しの指輪の扱いで迷ったら、こんなふうに相談してみてください。

「婚約指輪のお返しは、結婚指輪の費用を私の方で持つ形にしたいと思ってるんだけど、どうかな」

結納返しの品物の選び方は結納返しの品物の選び方にまとめています。

お返しの品を選ぶ時の考え方

お返しの品は、相手が毎日使える物を選ぶと喜ばれやすいです。調査で腕時計やスーツが上位なのも、仕事で長く使えるからだと考えられます。

『彼の好みに合わなかったら…』と不安な時は、一緒に店へ行って選ぶのもおすすめです。結納や顔合わせの日に間に合わせたいなら、指輪と同じく早めに動いておきましょう。

よくある失敗

婚約指輪の金額を聞かずに、お返しの額を半額で計算しようとして悩んでしまうことがあります。半返しの考え方は結納金に対するものとされるので、指輪のお返しは2人で無理のない形を決めましょう。

準備はいつから?婚約指輪と結納・顔合わせのスケジュール

ここでの結論

婚約指輪は、結納や顔合わせよりも早く選び始める人が多いです。調査では、検討開始が挙式の平均14.3カ月前、決定が平均12.8カ月前でした。

ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)の平均を時系列に並べると、次のようになります。

時期の平均できごと
挙式の14.3カ月前婚約指輪の検討を始める
挙式の12.8カ月前婚約指輪を決める
挙式の10.0カ月前結納をする
挙式の9.5カ月前両家の顔合わせをする
婚約指輪を選び始めてから結納・顔合わせ、式場探しまでの準備の順番を示した図解

指輪は、デザインを決めてからサイズを直したり、取り寄せたりして受け取るまでに時間がかかることがあります。結納や顔合わせで披露したいなら、日取りが決まる前から下見を始めておくと安心です。

婚約指輪を結納に間に合わせる順番
  1. 2人で結納にするか顔合わせにするかを決める
  2. 婚約指輪をどの場面で渡すか(結納品・顔合わせ・プロポーズ)を決める
  3. 指輪の下見を始め、受け取りまでの日数を店で聞く
  4. 結納や顔合わせの日を、指輪の受け取り後に設定する
  5. 結納品に加えるなら、結納品の店に指輪のことを伝える

選び方や予算の決め方は結納・顔合わせまでに用意する婚約指輪の選び方で詳しく紹介しています。

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結納・顔合わせの次は式場探し

ゼクシィの結婚準備ガイドでは、婚約指輪の購入や両家の顔合わせと同じころに、結婚式場探しも始めることが紹介されています。結納や顔合わせの日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いです。

全体の段取りは結納から結婚式までの準備スケジュールにまとめています。式場探しの相談先を一つ知っておくと、両家に「式はこのころ」と伝えやすくなります。

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よくある相談:結納と婚約指輪

Yahoo!知恵袋には、結納と指輪の関係について多くの相談が寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:結納金なしで婚約指輪をもらう。半返しは何の半分?

関東の両家で、結納金はなく婚約指輪だけをもらう予定。半返しはどの金額の半分なのか、という相談です。

半返しは、関東式で結納金の半額程度をお返しする考え方です。マナーデザイナーの解説では、結納返しは基本的に結納金に対して行えば大丈夫とされています。

結納金がないなら、半返しを計算する必要はありません。指輪へのお礼の気持ちを形にしたいなら、腕時計などの記念品を贈る方法があります。

相談2:婚約指輪のお返しに結婚指輪を贈ってもいい?

婚約指輪のお返しとして、結婚指輪の費用を自分が出すのはどうか、という相談です。

『お返しが結婚指輪だと、ちょっと味気ない?』と気にする方もいますよね。ただ、お返しの品に決まりはないので、2人が納得していれば問題ありません。

両家の親が気にしそうなら、「指輪のお返しは結婚指輪にしたよ」と先に伝えておくと安心です。

相談3:結納金と婚約指輪は別もの?

結納金と婚約指輪は別に用意するものなのか、という相談です。

別のものと考えるのが一般的です。結納金は結婚の準備のためのお金、婚約指輪は婚約のしるしの記念品と、目的が違います。

ただ、関西式の結納では婚約指輪を結納品に加えることもあります。どちらの形にするかは、両家の地域の習わしを聞いて決めてみてください。

よくある質問

結納で婚約指輪は渡しますか?

関西式では結美和として結納品に加えることがあり、関東式では結納品とは別に婚約記念品として贈るのが一般的です。プロポーズで渡した場合は、結納の席で身に着けて披露すれば大丈夫です。

結納品に婚約指輪を入れる時、目録には何と書きますか?

関西式では「結美和」と書く例があります。品名の漢字は地域や店によって違うので、目録を書いてもらう店で確かめましょう。

婚約指輪のお返しは結納返しと同じですか?

結納返しは基本的に結納金に対して行えば大丈夫とされています。婚約指輪のお返しは、腕時計などの記念品で別に考える人が多いです。

結納で結婚指輪も用意しますか?

結婚指輪は結納品には入れず、挙式に向けて2人で用意するのが一般的です。結納や顔合わせの段階では、婚約指輪だけ考えておけば大丈夫です。

婚約指輪は結納の何日前までに用意すればいいですか?

決まりはありませんが、結納の日に披露したいなら受け取りが間に合うように動きましょう。調査では、婚約指輪を決めた時期は挙式の平均12.8カ月前で、結納の平均10.0カ月前より早めでした。

婚約指輪がないと結納はできませんか?

婚約指輪がなくても結納はできます。結納品と結納金だけで行う形や、指輪以外の記念品を贈る形もあるので、2人と両家で話して決めましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 結納と婚約指輪の関係は、関東式と関西式で違う
  • 関西式は結美和として結納品に加えることがあり、関東式は別に婚約記念品として贈る
  • 渡し方は、結納品に加える・顔合わせで披露・プロポーズで渡すの3通り
  • 結納金と婚約指輪は別に考え、結納返しは結納金に対して行えば大丈夫とされる
  • 婚約指輪は結納や顔合わせより早く選び始める人が多い
結納ドットコム

結納ドットコム 編集部

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