結納金の相場はいくら?調査の平均額と金額の決め方

結納金の相場と金額の決め方を紹介する記事のアイキャッチ。白木の台にのせた金封

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結納をすることになって、『結納金の相場っていくらなんだろう』『少なすぎて失礼にならないかな』と悩んでいる方も多いはずです。親に聞いても、人によって言うことが違って困りますよね。

結論から言うと、ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、結納金の全国平均は95.2万円、最も多いのは100万〜150万円未満でした。ただし、地域や家の事情で金額は大きく変わります。

この記事では、調査の数字で今の結納金の相場を確かめ、そこから自分たちの金額を決める3つのステップをお伝えしますね。

目次

結納金の相場はいくら?調査の平均額

先に結論

今の結納金の相場は、調査の平均で95.2万円です。金額の幅では100万〜150万円未満が約7割を占めていて、「100万円前後」を目安に考える家が多いことが分かります。

『結納金とは相場があるものなの?』と思う方もいますよね。決まった金額はありませんが、公表されている調査を見ると、おおよその目安はつかめます。

ここで使うのは、リクルート ブライダル総研の「ゼクシィ結婚トレンド調査」です。2023年4月〜2024年3月に挙式や披露宴をした人に聞いた調査で、全国の値は推計値です。

結納金の金額の分布

結納金があった人のうち、金額を答えた人の結果を表にしました。現在の結納金の相場は、この表で見るのが一番分かりやすいです。

結納金の金額2024年調査2023年調査
50万円未満3.4%3.9%
50万〜100万円未満21.0%15.4%
100万〜150万円未満69.9%74.4%
150万〜200万円未満1.7%2.0%
200万円以上4.0%4.4%
平均95.2万円97.3万円

(ゼクシィ結婚トレンド調査2024・2023、全国推計値)

2年続けて、100万〜150万円未満が7割前後を占めています。結婚の結納金は、この金額帯で考える家が多いということですね。

結納金の相場を調査の平均・きりのいい金額・両家の事情の3段階で考える流れを示した図解

平均と「よくある金額」は少し違う

平均の95.2万円は、高い金額や低い金額もまとめて割った値です。一方で、実際に一番多いのは100万〜150万円未満の金額帯です。

『95万円を包めばいいの?』と思うかもしれませんが、そうではありません。後で説明するように、結納金は切りのいい金額で包むのが一般的なんです。

そもそも結納金を渡す家はどのくらい?

相場を見る前に知っておきたいのは、今は結納そのものをする人が少ないということです。同じ調査で結納をした人は7.0%で、顔合わせ食事会だけの人が85.6%でした。

一方で、結納をした人に限ると、結納金があった人は9割ほどです(結納金・結納品ともにあった48.0%、結納金のみ42.2%)。結納をするなら、結納金も用意する家が多いということですね。

結納の意味や今の形は、結納とは?意味と由来で紹介しています。

首都圏の結納金は年によって動く

参考として、首都圏の平均額の推移も紹介します。同じ調査の首都圏版では、2018年が91.1万円、2019年が93.9万円、2020年が101.2万円でした。

その後、2021年が105.7万円、2022年が112.9万円、2023年が103.3万円、2024年が84.9万円です。年によって上下していますが、首都圏は回答した人数が少ないので、大きな流れの参考として見てください。

地域で結納金の相場は違う?

先に結論

結納金の金額は地域で差があります。ただ、地域別の調査は回答した人数が少なく、数字は参考程度です。相手の地元の考え方を聞くのが一番確かです。

『相手の地元では結納金が多いと聞いたけど本当?』と気になる方もいますよね。同じ調査の地域版から、2024年の平均額を抜き出しました。

地域(2024年調査)結納金の平均回答した人数
全国(推計値)95.2万円推計値
関西109.0万円20人
東海102.5万円12人
九州91.0万円42人
首都圏84.9万円16人

関西や東海は全国平均より高め、首都圏は低めという結果です。ただ、どの地域も回答した人数が10〜40人ほどなので、数人の答えで平均が大きく動きます。

地域で差が出る理由

地域で差が出る理由のひとつは、結納の形の違いです。結納には大きく分けて関東式と関西式があり、お返しの考え方が違います。

関東式と関西式の結納返しの考え方の違いから、結納金の地域差が生まれる理由を示した図解
結納の形結納返しの考え方結納金への影響
関東式半額(半返し)や3分の1程度お返しの分を差し引いて渡す方法もある
関西式1割程度、またはお返しなしお返しが少ない分、受け取る額が残りやすい

関東式では、結納返しを用意せずに、最初からその分を引いた額を結納金として渡す方法もあるそうです。同じ「100万円」でも、お返しの有無で両家の負担は変わってくるんですね。

地域ごとの結納の形の違いは、結納の地域の違いで詳しく紹介しています。

結納をする人の割合も地域で違う

結納をする人の割合も、地域で差があります。同じ調査で結納をした人(顔合わせと両方を含む)は、全国推計で7.0%でした。

九州では、結納と顔合わせの両方が10.6%、結納のみが4.6%と多めです。首都圏では両方が3.4%、結納のみが1.4%と少なめでした。

補足

地域の相場は、あくまで目安です。同じ地域でも、家によって考え方はさまざまです。迷った時は両家で確かめたり、結納品の専門店や会場に相談したりしてみてください。

結納金の金額はどう決める?3ステップで考える

ここが大事なところです

結納金の金額は「調査の平均」「きりのいい金額の慣習」「両家の事情」の3段階で考えると決めやすくなります。最後に優先するのは、両家が納得できるかどうかです。

相場が分かっても、『じゃあうちはいくらにすればいいの?』と迷いますよね。ここでは、金額を決める流れを3つのステップに分けてみました。

結納金の金額を決める3ステップ
  1. 調査の平均を知る:全国平均や地域の数字で、おおよその幅をつかむ
  2. きりのいい金額にする:50万円・100万円など、包みやすい額に近づける
  3. 両家の事情で調整する:結納返しの有無や、結婚式・新生活の費用と合わせて決める

ステップ1:調査の平均で幅をつかむ

まずは、ここまで紹介した調査の数字で、だいたいの幅をつかみます。全国では100万〜150万円未満が最も多く、次いで50万〜100万円未満でした。

この幅を「両家の話し合いのたたき台」くらいに考えておくと、話がしやすくなりますよ。

ステップ2:きりのいい金額の慣習に合わせる

ゼクシィは、結納金は切りのいい数字で渡すのが一般的で、50万円・100万円・150万円などの金額を挙げています。中でも、キリの良い数字として100万円を選ぶケースが多いそうです。

慶事に好まれる奇数で30万円や70万円、末広がりの80万円にする場合もあると紹介されています。

金額の選び方例考え方
切りのいい金額50万円・100万円・150万円包みやすく、よく選ばれる
奇数の金額30万円・70万円慶事に好まれる奇数
末広がり80万円八の字が末に広がる縁起

(ゼクシィの説明より)

ステップ3:両家の事情で調整する

最後に、両家の事情に合わせて調整します。百貨店の解説では、結納金は十万円程度から数百万円までさまざまで、額にはこれといった決まりはないとされています。

昔から「男性の給料の2〜3カ月分」と言われることもあります。ゼクシィの支度金の記事では「男性側の給与の手取り3カ月分」という言い方も紹介されています。ただ、どちらも「そう言われる」程度の目安です。

『相場より少ないと失礼かな』と心配になる方もいますよね。ゼクシィも、両家で納得できる金額を決めれば問題ないとしています。

状況別の考え方の例

両家の事情は家ごとに違いますよね。よくある状況ごとに、考え方の例を表にしてみました。

こんな時考え方の例
相手の家が「結納金はいらない」と言っている無理に包まず、記念品や新生活の品など別の形を相談する
関東式で半返しをする予定お返しの分を差し引いて渡すかどうかを先に決める
結納金を結婚式の費用に充てたい式の見積もりと合わせて、必要な額から考える
親がお金を出す親の考える額を先に聞き、ふたりの希望と合わせる
本人が貯金から出す新生活の資金が足りなくならない範囲で決める

金額を相談する時の言い方

金額の話は切り出しにくいものです。自分の親には、こんなふうに聞いてみてください。

「結納金のこと、だいたいどのくらいを考えている?向こうの家にも伝えておきたいから、先に教えてほしいな」

相手の家への確認は、相手を通してもらうのがおすすめです。「お返しの準備もあるので、結納金をどうするか、ご両親の考えを聞いてもらえる?」と頼んでみましょう。

金額を決める前に話しておくこと
  • 結納返しをするか、差し引いて渡すか
  • 結納金を結婚式や新生活のどこに使うつもりか
  • 誰がお金を用意するか(親か本人か)
  • 相手の地元や家に、結納金の考え方があるか
  • 結納品や会場の費用をどう分けるか

結納返しと婿養子の場合の相場

先に結論

結納金の金額を考える時は、結納返しも一緒に考えておくと安心です。婿養子の場合は、女性側から男性側へ同じ考え方で贈ります。

結納金だけを見て金額を決めると、後で『お返しはどうしよう』と慌てることがあります。両家の負担を合わせて考えておきましょう。

結納返しは結納金とセットで考える

ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、結納をした人のうち、結納返しをしていない人は40.9%でした。品物で返した人は33.6%、現金で返した人は26.1%です。

結納返しの費用の平均は、現金が45.2万円、品物が23.5万円でした。結納返しの相場の考え方は、結納返しの相場で詳しく紹介しています。

結納返しの形(2024年調査・全国推計値)割合費用の平均
結納品(飾り)で返した7.9%なし
品物で返した33.6%23.5万円
現金で返した26.1%45.2万円
結納返しはしていない40.9%なし

(複数回答のため、割合を足しても100%にはなりません)

婿養子の結納金の相場は?

婿養子に入る場合や、男性が女性の姓を名乗る場合は、女性側から男性側へ「御袴料」という名目で結納金を贈ります。ゼクシィは、相手に姓を変えてもらう側が贈るという原則は変わらないと説明しています。

婿養子の場合だけの金額の調査は、公表されているものが見当たりません。考え方は同じなので、ここまでの平均や決め方を参考に、両家で話して決めてみてください。婿入りの時の詳しい考え方は婿養子・婿入りの結納金で紹介しています。

結納金と一緒にかかる費用も知っておく

先に結論

結納をする時は、結納金のほかに結納品や会場・食事の費用もかかります。結納金だけでなく、全体の費用で考えておくと安心です。

『結納金を用意したら終わり』と思っていると、ほかの費用に驚くことがあります。ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)の数字で、全体の目安を見てみましょう。

費用の項目(2024年調査・全国推計値)平均
結納金95.2万円
結納品18.7万円
食事を含めた結納式の費用43.9万円
食事を含めた両家の顔合わせの費用8.3万円

結納品の費用は品目の数で変わる

結納品は、9品目が正式とされ、7品目・5品目・3品目などに減らすこともあります。どの場合も、割り切れない奇数の品目にするのが決まりとされています。

最近は、結納金や熨斗(のし)など3品目程度に簡略化した、コンパクトな結納も増えているそうです。品目が減れば結納品の費用も抑えやすくなるので、結納金と合わせて考えてみてください。

『結納金を多めにして、結納品は控えめにしたい』という考え方もありますよね。どこにお金をかけるかも、両家で話して決めて大丈夫です。

結納式の費用は平均より「よくある額」を見る

食事を含めた結納式の費用は、平均が43.9万円でした。ただ、金額の幅で最も多かったのは5万〜10万円未満で、25.5%です。

回答した人数が少なく、高額な例に平均が引っ張られている可能性があります。会場選びの時は、平均よりも実際の見積もりで考えてみてください。費用の内訳は結納の費用はどれくらい?で紹介しています。

よくある失敗

結納金の額だけを先に決めてしまい、結納品や会場の費用、結納返しの分を後から考えて予算が足りなくなることがあります。全部の費用を並べてから、結納金の額を決めましょう。

結納金の額が決まったら、結婚式の準備も

結納金の額や結納の日取りが決まると、次は結婚式の準備です。結納・顔合わせの日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いですよ。

結納金を式の費用に充てるつもりなら、式場の見積もりを早めに見ておくと、両家にもお金の流れを説明しやすくなります。

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知恵袋でよくある相談:結納金の相場って本当はいくら?

結納金の相場は、知恵袋でもよく読まれている話題です。閲覧の多い相談から3つを選び、要約して答えてみますね。

相談1:本来、結納金の相場はいくら?

お互いごく普通の家庭で、相手の親も相手も結納金はいらないと言っている。それでも本来の相場はいくらなのか知りたい、という相談です。

調査で見ると、全国平均は95.2万円で、最も多いのは100万〜150万円未満です。ただ、相手の家が「いらない」と言っているなら、無理に包む必要はありません。

気持ちを伝えたい時は、「結納金の代わりに、新生活の家具を贈らせてください」のように別の形を提案する方法もあります。結納金を渡さない時の考え方は結納金なしは失礼?でまとめています。

相談2:結納金の上限は200万円?半返しを考えると多すぎると失礼?

結納金は200万円が上限なのか、半返しを考えると、それ以上は相手の負担になって失礼にあたるのか、という相談です。

結論から言うと、上限の決まりはありません。調査でも200万円以上は4.0%いて、少数ですが多めに包む家もあります。

ただ、関東式で半返しをする家なら、結納金が多いほど相手のお返しも大きくなります。「お返しは不要です」と先に伝えるか、差し引いた額で渡すなど、相手の負担も考えて決めると安心です。

相談3:相手の地元の結納金の相場が分からない

自分は関東の出身で、相手の地元に住む予定。相手の地元の結納金の相場はいくらなのか、という相談です。

地域によっては、公表されている調査の数字がない場合もあります。そんな時は、相手の家の考え方を聞くのが一番確かです。

「そちらの地域では、結納金はどのくらいが一般的ですか」と、相手を通して聞いてもらうのがおすすめです。地元の結納品の専門店や会場に相談してみるのもよいですよ。

住む予定の地域の考え方に合わせるのか、自分の地元の考え方に合わせるのかも、両家で決めておくと安心です。どちらに合わせても間違いではないので、両家が納得できる形を選んでみてください。

よくある質問

今の結納金の相場はいくらですか?

ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、平均は95.2万円、最も多い金額帯は100万〜150万円未満でした。地域や家の事情で違うので、両家で話して決めましょう。

結納金50万円は少ないですか?

少なすぎることはありません。ゼクシィも50万円を切りのいい金額の例として挙げています。ゼクシィは、両家で納得できる金額を決めれば問題ないとしています。

結納金300万円や1000万円は多すぎますか?

金額に決まりはありませんが、ゼクシィのFP監修記事では、1000万円となると社会通念上相当と言えるか少し疑問があり、高額だと贈与税がかかる可能性があるとしています。税金については結納金に贈与税はかかる?をご覧ください。

結納金の金額は誰が決めますか?

贈る側が決めることが多いですが、結納返しの準備もあるので、両家で事前に確認しておくのがおすすめです。ふたりが間に立って確かめると話が進みやすくなります。

結納金の金額はなぜ切りのいい数字にするのですか?

ゼクシィは、結納金は切りのいい数字で渡すのが一般的と説明しています。慶事に好まれる奇数や、末広がりの80万円を選ぶ家もあります。

まとめ

この記事の要点
  • 結納金の相場は、ゼクシィ結婚トレンド調査2024で平均95.2万円
  • 最も多い金額帯は100万〜150万円未満で、約7割を占める
  • 地域で差があるが、地域別の数字は回答した人数が少なく参考程度
  • 金額は「調査の平均」「きりのいい金額」「両家の事情」の3段階で決める
  • 結納返しや結納品・会場の費用も合わせて、全体で考えると安心
結納ドットコム

結納ドットコム 編集部

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