結納の席順|和室・テーブルでの座り方と上座の考え方

結納の席順と上座の考え方を紹介する記事のアイキャッチ。床の間の前の結納品と向かい合う座布団

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結納の会場が決まると、次に迷うのが座る場所ですよね。『どっちの家が奥に座るの?本人は真ん中?』と、当日の入室の場面を想像して不安になる方も多いはずです。

結論から言うと、結納の席順は「男性側が上座、女性側が下座」が基本です。上座は入口から遠い席で、床の間があればその近くになります。

この記事では、上座の決め方を3つのステップで説明し、和室とテーブル席の座り方を図で紹介します。

目次

結納の席順の基本:上座はどこ?

先に結論

上座とは、出入口から一番遠い席のことです。床の間がある和室では、床の間に近い席が上座になります。結納では、お客様にあたる男性側が上座に座るのが基本です。

ゼクシィの説明では、結納の席は「基本的にはお客さま側である男性側が上座」とされています。男性側が女性側の家を訪ねる、という昔からの形が元になっているんです。

ただし、婿取り(男性が女性の家に入る形)の場合は、女性側が上座になります。

なぜ男性側が上座なの?

ゼクシィは、略式結納を「男性側が女性宅を訪問し、金品を贈る」形とも説明しています。つまり、結納を納めに来る側がお客様という考え方なんです。

ホテルや料亭で行う時も、この考え方をそのまま当てはめて男性側を上座にします。『会場代を払う側が上座?』と迷う方もいますが、席順とお金の分担は別に考えて大丈夫ですよ。

上座を決める3つのステップ

会場に着いたら、次の順番で上座を探してみてください。部屋の形が違っても同じ考え方で決められます。

上座の決め方
  1. 部屋の出入口の位置を確かめる
  2. 床の間があるかを確かめる(あればその前が上座の目安)
  3. 床の間がなければ、出入口から一番遠い席を上座にする

『床の間と入口の位置関係が分かりにくい部屋だったら?』と迷いますよね。そんな時は、会場の方に「どちらが上座になりますか」と聞いてしまうのが一番早いです。

誰がどの順に並ぶ?

並び順は、「家」を主体にするか「本人」を主体にするかで変わります。

考え方上座から見た並び向いている場面
本人を主体にする本人、父、母本人同士が向かい合い、結納品の受け渡しがしやすい
家を主体にする父、母、本人家と家のつながりを大事にしたい

ゼクシィの儀式の流れの例では、上座(結納品に近い方)から本人、父、母の順に並んでいます。どちらにするかは、両家でそろえておけば大丈夫です。

和室での結納の席順

ここでの結論

和室では、床の間の前に結納品を飾り、床の間に近い側に男性側、入口に近い側に女性側が座ります。両家が向かい合う形が一般的です。

和室の場合、結納品は床の間に飾ります。床の間がない部屋では、毛氈(もうせん・赤い敷物)を敷いて床の間の代わりにします。

和室での結納の席順。床の間の前に結納品を飾り、床の間に近い側に男性側、入口側に女性側が向かい合って座る図解

和室の席の例

本人を主体にした並びで、6人で座る例です。

位置男性側(上座側)女性側(下座側)
床の間に一番近い男性本人女性本人
真ん中男性の父女性の父
入口に近い男性の母女性の母

本人同士が床の間に近い位置で向かい合うので、結納品を納める時や受書を渡す時に動きやすいんです。

床の間がない和室の時

床の間がない和室では、入口から一番遠い壁ぎわに毛氈を敷き、そこを床の間の代わりにして結納品を飾ります。

結納品を飾った側が上座になる、と考えると分かりやすいですよ。座る位置も、結納品に近い側に男性側が座れば大丈夫です。

結納の席で動く人と道筋

結納の席では、座ったまま話す人と、品物を運ぶ人がいます。席順を決める時は、この動きも一緒に考えておくとスムーズです。

場面動く人運ぶ先
結納品を納める男性の母女性本人の前
目録を回す女性本人、父、母女性側の席の中で順に回す
受書を渡す女性の母男性本人の前
受書を回す男性本人、父、母男性側の席の中で順に回す

運ぶ役の母が入口側の端に座っていると、立ち上がって品物を運ぶ時に動きやすくなります。本人主体の並びがよく選ばれるのは、このためでもあるんです。

入場の順番

入場は男性側が先です。男性側が上座に座ってから、女性側が入って下座に座ります。

『女性の家で結納をする時も、男性側が上座なの?』と思う方もいますよね。はい、女性の家でも男性側がお客様なので上座に座ります。女性側は、先に結納返しなどを下座側に飾ってから、いったん部屋を出て男性側を迎えます。

よくある失敗

正座が続くと、立ち上がる時によろけてしまうことがあります。儀式は短い時間で終わるとされていますが、着物の方は座布団の位置や立ち上がる向きを、前もって確かめておくと安心です。

テーブル席・洋室での結納の席順

ここでの結論

テーブル席でも考え方は同じです。入口から遠い側に男性側、入口に近い側に女性側が座ります。結納品は上座側に置いたテーブルに飾ります。

ホテルやレストランの個室では、テーブル席になることが多いですよね。洋室では、上座にテーブルを置き、毛氈や白い布を敷いて結納品を飾ります。

テーブル席での結納の席順。入口から遠い側に男性側、入口側に女性側が座り、上座側のテーブルに結納品を飾る図解

テーブル席の例

長方形のテーブルで両家が向かい合う場合の例です。

位置入口から遠い側入口に近い側
奥(窓側など)男性本人女性本人
真ん中男性の父女性の父
手前男性の母女性の母

部屋の形によっては、どこが一番奥か分かりにくいこともあります。迷ったら会場の方に聞いてみてください。

結納品を飾らない顔合わせ食事会の時

結納の代わりに顔合わせ食事会をする時も、席順の考え方は同じです。ゼクシィの席順の説明も、結納と顔合わせ食事会をまとめて扱っています。

結納品を飾らない分、テーブルの奥側に男性側、入口側に女性側が座れば十分です。司会役を本人が務めるなら、本人同士が話しやすい位置に座るのもよいでしょう。

丸いテーブルの時は?

中華料理店などでは、丸いテーブルの個室もありますよね。丸いテーブルでも、入口から一番遠い席を上座と考えます。

上座側に男性側の3人、入口側に女性側の3人が並ぶように座ると、向かい合う形に近づきます。

丸いテーブルは全員の顔が見えやすいので、儀式のあとの会食では話がはずみやすいという良さもあります。席の位置を前もって会場と相談しておくと安心です。

仲人や兄弟がいる時、会食に移る時の席順

ここでの結論

仲人がいる時、儀式の間の仲人は下座に座ります。会食に移る時に、仲人の席を上座へ移すのが一般的です。

ゼクシィの説明では、仲人は儀式の間は下座に座り、会食に移るタイミングで仲人の席を上座に移すのが一般的とされています。

仲人とは、両家の間に立って縁談をまとめる人のことです。今は仲人を立てない略式結納が主流なので、気にしなくてよい家も多いでしょう。

兄弟や祖父母が出る時

結納の出席者は、本人と両家の親(または親代わり)が一般的です。ゼクシィは、人数を両家でそろえる必要はないと説明しています。

兄弟や祖父母が出る時は、それぞれの家の側に、親の次に並ぶ形にするとまとまりやすいです。

親のどちらかが出られない時

急な事情で親のどちらかが出られなくなることもありますよね。そんな時は、空いた席を詰めて座れば大丈夫です。

親の代わりに、親代わりの方が出ることもあります。その場合は、出られなくなった親の位置にそのまま座ってもらうと、並びが崩れません。

誰が出るかは結納には誰が出る?で詳しく紹介しています。

席順を決める前に確かめておくこと
  • 婿取りかどうか(上座がどちらの家になるか)
  • 本人主体か家主体か、両家で並び方をそろえる
  • 仲人を立てるかどうか
  • 兄弟や祖父母が出るかどうか
  • 会場の部屋が和室かテーブル席か

結納や顔合わせの席順でよくある相談

ここでの結論

席順の悩みは「部屋の形が特殊」「人数が多い」「儀式と会食で変えるか」の3つが多いです。基本の考え方に当てはめて、両家で決めておけば大丈夫です。

知恵袋に寄せられた相談を要約して、答えてみますね。

相談1:中華料理店で略式の結納をする時の席順は?

「略式で、中華料理店で結納式をしようと思っている。その時の席順はどうなるか」という相談です。

結論から言うと、お店の種類が変わっても、入口から遠い席が上座という考え方は同じです。丸いテーブルなら、上の丸いテーブルの例のように座ってみてください。

結納品を飾る場所が必要なので、予約の時に「結納で使います」と伝えて、飾る台や場所があるかを聞いておくと安心です。

予約の時の聞き方の例

「当日は結納で使わせていただきます。上座はどちらの席になりますか。結納品を飾る台や場所はありますか」

相談2:結納のあとの会食も、同じ席順のままでいい?

「結納を行うことになったが、結納式のあとの会食の席順で悩んでいる」という相談です。

仲人がいなければ、儀式の席順のまま会食に移って大丈夫です。仲人がいる時は、会食に移る時に仲人の席を上座に移すのが一般的とされています。

会食の間の座り方は、両家が話しやすいように会場の方と相談して決めてもかまいません。

相談3:家族全員で顔合わせをする時の席順は?

「料亭で、家族全員での両家顔合わせを予定している。席順をどうすればいいか」という相談です。

結納の顔合わせの席順も、男性側が上座、女性側が下座という考え方で決めて大丈夫です。人数が多い時は、親、本人、兄弟の順など、家ごとにまとまって座ると紹介もしやすくなります。

顔合わせの進め方は顔合わせの進行と挨拶の例文で紹介しています。

席順を決めたら当日の準備へ

ここでの結論

席順は、当日の流れとセットで考えると決めやすくなります。座る場所が決まったら、口上や受け渡しの動きも一緒に確かめておきましょう。

結納の席では、結納品を運ぶ人、受書を渡す人が動きます。誰がどこに座っているかで、動く道筋も変わるんです。

当日、会場に着いたら確かめること
  • 上座と下座の位置を会場の方と確かめる
  • 結納品を飾る場所に、毛氈や白い布があるかを見る
  • 両家の座る位置を、本人に先に伝えておく
  • 品物を運ぶ人が通る道に、荷物を置いていないか見る

席順を紙に書いて両家に渡しておくと、入室の時に迷わずに済みますよ。

当日の動き全体は結納の流れとやり方で順番に紹介しています。会場をまだ決めていない方は、結納の場所の決め方も参考にしてみてください。

次の準備も考えておこう

席順まで決まってくると、いよいよ結婚の準備が具体的になってきますよね。結納や顔合わせの日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いです。

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よくある質問

結納ではどちらの家が上座に座りますか?

お客様にあたる男性側が上座に座るのが基本です。婿取りの場合は、女性側が上座になります。

上座はどうやって見分ければいいですか?

出入口から一番遠い席が上座です。床の間がある和室では、床の間に近い席が上座になります。迷ったら会場の方に聞いてみてください。

本人は親の隣と真ん中、どちらに座りますか?

本人を主体にするなら上座側から本人、父、母の順、家を主体にするなら父、母、本人の順です。両家で並び方をそろえておけば、どちらでもかまいません。

結納の席で出すお茶は普通の緑茶でいいですか?

お祝いの席では、お茶の代わりに桜湯を出すことが多いです。辞書でも、桜湯は婚礼などのめでたい席で茶の代わりに用いる飲み物と説明されています。地域によってはお茶を結納品に加える風習もあるので、気になる時は両家で確かめてみてください。

両家の人数が違ってもいいですか?

大丈夫です。ゼクシィでも、出席者の人数をそろえる必要はないと説明されています。

まとめ

この記事の要点
  • 結納の席順は「男性側が上座、女性側が下座」が基本
  • 上座は出入口から一番遠い席で、床の間があればその近く
  • 並び順は本人主体(本人、父、母)か家主体(父、母、本人)で両家をそろえる
  • 仲人がいれば、会食に移る時に仲人の席を上座へ移す
  • 迷った時は会場の方に上座の位置を聞いておく
結納ドットコム

結納ドットコム 編集部

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