結納の目録の書き方|品目の書き方と日付・名前の入れ方

結納の目録の書き方を紹介する記事のアイキャッチ。奉書紙と筆、白木の台の結納品

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結納品のセットを用意したら、『目録って自分で書くの?何をどう書けばいいの?』と手が止まってしまいますよね。

結論から言うと、結納の目録は「品目」「日付」「差出人」「宛名」の4つのブロックを順に埋めれば書けます。金額は書かず、結納金は「壱封」とするのが基本です。

この記事では、4つのブロックごとの記入見本と、誰が書くか、お店に頼む方法をお伝えしますね。

目次

結納の目録とは?何のために渡す?

先に結論

結納の目録とは、贈る結納品の品名と数を書き出した、納品書のようなものです。「この品々をどうぞお受け取りください」という気持ちを添えて渡します。

目録とは結納の中でどんな役目のものなのか、まず押さえておきましょう。ゼクシィでは、目録を結納品の納品書のようなものと説明しています。

品名と数のほか、「お品をどうぞお受け取りください」という意味の文章、日付、名前を書きます。「茂久録」と書くこともあります。

『目録って、品物とは別に買うの?』と思う方もいますよね。結納品のセットに入っていることが多いので、まずはセットの中を見てみてください。

関東式と関西式で目録の扱いが違う

結納品の目録は、地域の形式で扱いが少し違います。

関東式関西式
目録を品数に数えるか数える数えない
9品目と言った時目録を含めて9品目録の他に9品
婚約指輪目録に入れない結美和(ゆびわ)として入れる

関東式では目録そのものが結納品の1つに数えられます。関西式では目録は数に入れず、婚約指輪を結美和として目録に書き入れます。

地域の違いは結納の地域の違いで詳しく紹介しています。

目録と受書はセット

目録を受け取った側は、受書(うけしょ)を渡します。受書は、結納品を確かに受け取ったと伝える受領書のようなものです。

結納の目録と受書は、セットで考えておくと分かりやすいですよ。受書の書き方は結納の受書とは?で紹介しています。

当日、目録はどう扱われる?

目録は、結納の当日に読まれて確かめられるものです。ゼクシィで紹介されている関東式・略式の流れでは、こんな順番になります。

当日の目録の流れ(関東式・略式の一例)
  1. 男性の母が結納品を女性の前に運び、男性の父が口上を述べる
  2. 女性本人が目録を開いて確かめ、父、母の順に回す
  3. 女性の母が受書を男性本人の前に運び、女性の父が口上を述べる
  4. 男性本人が受書を確かめ、父、母の順に回す

目録は両家の家族がそれぞれ目を通すものなんです。だからこそ、名前の字の間違いがないかは前もって確かめておきたいですよね。

当日の流れ全体は結納の流れとやり方で紹介しています。

結納の目録の書き方:4つのブロックで書く

ここでの結論

目録は右から左へ、「目録」の表題、品名と数、お受け取りくださいの文、日付、差出人、宛名の順に書きます。品目・日付・差出人・宛名の4ブロックで考えると迷いません。

ここからは、結納の目録の書き方を例を使って見ていきます。縦書きで、右端から書き始めるのが基本です。

結納の目録を品目・日付・差出人・宛名の4つのブロックに分けて書く順番を示した図解
目録を書く順番
  1. 右端に表題「目録」(または「茂久録」)を書く
  2. 品名と数を、上から順に書き並べる
  3. 「右之通幾久敷芽出度御寿納被下度候也」などの文を書く
  4. 日付を「〇月吉日」の形で書く
  5. 差出人(贈る側)の名前を書く
  6. 最後に宛名(受け取る側)の名前を書く

ブロック1:品目の書き方

品目は、結納品の品名と数を書くところです。関東式の正式な9品目なら、目録の中にこんな品名が並びます。

書く順の例品名読み
1長熨斗ながのし
2御帯料おんおびりょう
3末広すえひろ
4友白髪ともしらが
5子生婦こんぶ
6寿留女するめ
7勝男武士かつおぶし
8家内喜多留やなぎだる

それぞれの品名の下に、数を書き添えます。ここで大事なのは、結納金の金額は書かず「壱封」とすることです。

『金額を書かないと、いくら入っているか分からなくて失礼じゃない?』と思うかもしれませんね。目録は品名と数を知らせるためのもので、金額を知らせる書類ではありません。「壱封」と書けば、金封が1つ入っていることがきちんと伝わりますよ。

ただ、品名の表記や数え方、並べる順番は地域やお店で違います。ゼクシィも、品名・数え方は購入先で相談するよう案内しています。上の表は一例として見て、数の書き方はお店の見本に合わせてくださいね。

ブロック2:日付の書き方

日付は「〇月吉日」と書くのが一般的です。吉日とは、縁起のよい日のことです。

『結納の日が大安じゃなくても吉日でいいの?』と気になる方もいますよね。目録の「吉日」は、お祝いの日という意味で書く言葉なので、結納をする日の月を入れておけば大丈夫です。

月をまたいで日程が変わることもありますよね。お店に筆耕を頼んだ後で結納の月が変わった時は、早めに連絡して書き直しをお願いしておきましょう。

ブロック3:差出人の書き方

差出人は、結納品を贈る側の名前です。最近は本人同士の名前を書くことが増えていますが、父親の名前や「〇〇家」と書く場合もあります。

書き方例向いている場面
本人の名前〇〇 △△本人同士が中心の略式結納
父親の名前〇〇 □□家同士の形を大事にする時
家の名前〇〇家家と家の結納として行う時

どれにするかは、両家でそろえておくと見た目もきれいですよ。

ブロック4:宛名の書き方

宛名は、受け取る側の名前です。差出人を本人の名前にしたら宛名も本人の名前、家の名前にしたら宛名も家の名前、とそろえます。

文字の大きさや配置など細かいところは、お店の見本に合わせるときれいに仕上がります。

よくある失敗

差出人は家の名前、宛名は本人の名前、とちぐはぐになることがあります。書き始める前に、どちらの形でそろえるかを決めておきましょう。

4ブロックをつなげた記入見本

4つのブロックをつなげると、こんな形になります。縦書きで、右から左へ読む順に並べました。

読む順ブロック書く内容の例
1表題目録
2品目長熨斗、御帯料(壱封)、末広、友白髪など
3結びの文右之通幾久敷芽出度御寿納被下度候也
4日付〇月吉日
5差出人〇〇 △△(贈る側)
6宛名□□ ◇◇ 様(受け取る側)

結びの文は「右の通り、幾久しくめでたくお納めください」という意味です。難しい漢字が並びますが、お店の見本を写せば大丈夫ですよ。

結納金だけの時の目録と、結納返しの目録

結納品を省いて結納金だけを贈る時もありますよね。そんな時の目録の考え方を見ていきます。

結納金の目録だけでもいい?

結納金だけを贈る場合でも、目録を添えることができます。ある百貨店の解説でも、結納金は祝儀袋に包み、目録を添えると紹介されています。

結納金の目録の書き方は、品目のところに「御帯料 壱封」など結納金の名目だけを書く形になります。

結納金の呼び方

結納金の名目は、関東では御帯料、関西では小袖料と呼ぶことが多いとされています。女性側から男性側へ贈る場合は御袴料です。

結納金の包み方は結納金ののし袋の選び方と書き方で詳しく説明しています。

結納返しの目録

関東式で結納返しをする時は、女性側からも目録を添えて結納品を贈ります。書き方は同じで、差出人と宛名が入れ替わります。

結納返しの結納金は、女性側から男性側へ贈るので名目は御袴料になります。目録でも「御袴料 壱封」と書く形です。

『受書と結納返しの目録、両方いるの?』と迷う方も多いはずです。受書はいただいた結納品への受け取りのしるし、結納返しの目録は自分たちが贈る品の一覧なので、役目が違うんです。

結納返しの決まりごとは結納返しとはで説明しています。

目録は誰が書く?手書き・パソコン・お店への依頼

ここでの結論

目録は、結納品を贈る側が用意します。手書きに自信がなければ、結納品を扱うお店や会場で筆耕を頼めることが多いです。

ゼクシィの説明では、結納品を扱うお店や会場で目録を手配でき、筆耕も頼めることが多いとされています。筆耕とは、毛筆で清書してもらうことです。

用意の仕方向いている人
お店に筆耕を頼む字に自信がない、正式に仕上げたい
自分で手書きする気持ちを込めて書きたい
パソコンで作る略式で、両家ともパソコンでそろえると決めた
結納の目録をお店に頼む・手書き・パソコンの3つの用意の仕方を比べた図解

パソコンで作るかどうかは、両家で話して決めておくと安心です。片方だけが手書きだと、並べた時に気になることもあるんです。

お店に頼む前にメモすること
  • 差出人と宛名の名前(漢字を正確に)
  • 本人名・父親名・家名のどれで書くか
  • 結納をする月
  • 品目と、関東式か関西式か

自分で手書きする時のコツ

自分で書く時は、いきなり本番の紙に書かず、別の紙で何度か練習してみてください。字の大きさと行の間隔がつかめると、最後に宛名が入りきらない、という失敗を防げます。

『筆ペンでもいいの?』という声もよく聞きます。手書きの道具に決まりがあるわけではないので、両家で形をそろえる方を優先して考えてみてください。

書き損じた時に備えて、用紙は少し多めに用意しておくと安心ですよ。

知恵袋でよくある目録の相談

Yahoo!知恵袋に寄せられた、結納の目録についての相談から3つ選んで答えますね。

相談1:目録は誰が書く?お店で書いてくれる?

結納の目録は誰が書くのか、結納品を買ったお店で書いてくれるのか、という相談です。

目録は贈る側が用意します。結納品を扱うお店では筆耕を頼めることが多いので、買う時に「目録に名前を入れてもらえますか」と聞いてみてください。

仕上がりまで日数がかかることもあるので、結納の日から逆算して早めに頼んでおくと安心ですよ。

相談2:結納返しの時計は目録だけでもいい?

結納返しに時計を贈る予定だけれど、当日は目録だけ渡してもいいか、という相談です。

当日に品物を渡せない時の扱いに、決まった形があるわけではありません。目録だけを先に渡してよいか、本人同士で相手の家に伝えて了承を得ておくと安心ですよ。

相談3:簡易な結納でも目録と受書はいる?

きちんとした結納式はしないけれど、結納金と家族書は渡すことになった。目録や受書は必要か、という相談です。

簡易な形なら、目録や受書を省く家もあります。結納金を渡すなら、目録を添えておくと何をいくつ贈ったかが伝わりやすいです。受け取った側が受書を返すかどうかも、両家でそろえておきましょう。

家族書の書き方は結納の家族書・親族書とは?で紹介しています。

目録の準備が終わったら

目録まで準備ができると、結納の日がぐっと近づいてきた感じがしますよね。結納や顔合わせの日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いんです。

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よくある質問

結納の目録に結納金の金額は書きますか?

金額は書かず、「御帯料 壱封」のように「壱封」と書くのが基本です。

目録の日付は結納をする日を書きますか?

「〇月吉日」と書くのが一般的です。結納をする月を入れておきましょう。

目録の差出人は本人と父親のどちらですか?

最近は本人同士の名前が増えていますが、父親の名前や「〇〇家」とする場合もあります。宛名と形をそろえることが大切です。

目録と受書はどちらが用意しますか?

目録は贈る側、受書は本来受け取る側が用意します。ただ、受書は品目を書く必要があるので、贈る側が一緒に用意することも少なくありません。

結納品の目録は自分で書かないといけませんか?

結納品を扱うお店や会場で筆耕を頼めることが多いです。字に自信がない時は、お店に相談してみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 結納の目録は、結納品の品名と数を書いた納品書のようなもの
  • 書き方は品目・日付・差出人・宛名の4ブロックで考える
  • 結納金は金額を書かず「壱封」とする
  • 日付は「〇月吉日」、差出人と宛名は形をそろえる
  • 関東式は目録を品数に数え、関西式は数えない
  • 結納品を扱うお店や会場で筆耕を頼めることが多い
結納ドットコム

結納ドットコム 編集部

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