結納の口上の例文|男性側・女性側・受け取る時のセリフ

結納の口上の例文を場面別に紹介する記事のアイキャッチ。結納品と扇子、口上のメモ

当サイトの記事は編集部が公的機関の情報や辞書、公表されている調査などの公開情報を調べて独自に執筆しています。記事内に結婚式場探し・指輪探しのサービスへの案内(広告)を含みます。

結納の日が近づいてきて、『口上ってどんな言葉を言えばいいの?間違えたら恥ずかしい…』と心配になりますよね。特に進行役を任されたお父さんは、気が重いという方も多いはずです。

結論から言うと、結納の口上は「幾久しくお納めください」「幾久しくお受けいたします」の2つの型が中心です。決まり文句さえ押さえれば、あとは短く言い切れば大丈夫です。

この記事では、場面と話す人ごとに口上の例文を表にまとめました。覚えられない時のメモの使い方もお伝えしますね。

目次

結納の口上とは?どんな言葉を言うの?

先に結論

結納の口上とは、結納品を納める時や受け取る時に述べる、決まった形のあいさつの言葉です。長い演説ではなく、一言二言の短いセリフです。

結納の口上とは、儀式の節目ごとに述べる型の決まった言葉のことです。普段の会話とは違う、少しあらたまった言い回しを使います。

ゼクシィの説明では、本来は決められた口上以外は口に出さないのが決まりとされています。だからこそ、言う言葉が少ない分、覚えることも少ないんです。

「幾久しく」がキーワード

結納のセリフで一番よく出てくるのが「幾久しく(いくひさしく)」です。いつまでも末永く、という意味の言葉です。

ゼクシィも、この言葉は決まって使われるので覚えておきましょう、と紹介しています。

言葉意味使う場面
幾久しくいつまでも末永く納める時・受け取る時の両方
お納めくださいどうぞ受け取ってください結納品や受書を差し出す時
お受けいたしますありがたく受け取ります結納品や受書を受け取る時
末永くこれから先もずっと結びのあいさつ

『同じ言葉を何度も言うのは、重ね言葉にならない?』と気になる方もいますよね。重ね言葉は結婚のお祝いの席では避けられがちですが、「幾久しく」は結納の決まり文句として使われています。

口上と挨拶はどう違う?

口上と挨拶は、似ているようで少し役割が違います。

口上挨拶
いつ言う儀式の最中(納める・受け取る時など)儀式の前後や食事の席
言葉型が決まっている自分の言葉で自由に話せる
長さ一言二言少し長めでもよい

儀式の間は口上、食事が始まったら挨拶、と分けて考えると分かりやすいですよ。

仲人がいる時は誰が言う?

仲人がいる正式な結納では、始まりのあいさつなどを仲人が行います。仲人とは、両家の間に立って縁談をまとめる人のことです。

今は仲人を立てない略式結納が主流なので、この記事では両家の父が口上を述べる形を中心に紹介します。

場面別・話す人別の口上の例文

ここでの結論

口上は「始まり」「納める」「受け取る」「受書を渡す」「結び」の5つの場面で使います。話すのは主に両家の父で、本人は受け取る時に一言述べます。

ゼクシィに載っている略式結納の口上を、場面と話す人ごとに並べました。仲人を立てない、関東式の例です。

結納の口上を、納める時・受け取る時・受書を渡す時の3場面に分け、話す人ごとに並べた図解
場面話す人口上の例文
始まり男性の父「このたびは△△様と息子□□に素晴らしいご縁を頂戴いたし、誠にありがとうございます。本日はお日柄もよろしく、これより結納の儀を執り行わせていただきます」
納める男性の父「こちらは私どもからの結納品です。幾久しくお納めください」
受け取る女性本人「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」
受書を渡す女性の父「受書でございます。いく久しくお納めください」
受書を受け取る男性本人「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」
結び男性の父「本日は誠にありがとうございました。略式ながら無事結納をお納めすることができました。今後とも末永くよろしくお願いします」
結びへの返礼女性の父「こちらこそどうもありがとうございました。幾久しくお付き合いのほどよろしくお願いします」

△△と□□には、それぞれの名前が入ります。

男性側の口上で気をつけたいこと

男性側は、口上を言う回数が一番多くなります。始まり、納める、結びの3回です。

男性の母が結納品を女性の前へ運び、一礼したところで、父が「幾久しくお納めください」と述べます。母が品を置いてから話し始めると、間がそろってきれいに見えますよ。

女性側の口上で気をつけたいこと

女性側は、本人が受け取りの言葉を述べ、父が受書を渡す時の口上を述べます。

『受け取るだけなら簡単そう』と思いますよね。ただ、目録を本人、父、母の順に回してから受書を渡すので、少し間があきます。焦らず、母が受書を運び終えてから父が話せば大丈夫です。

当日の動き全体は結納の流れとやり方で順番に紹介しています。

結納返しや結納金だけの時の言葉

ここでの結論

結納返しを納める時も、結納品の時と同じ形の口上で大丈夫です。結納金だけを渡す時は、もっと短い言葉でもかまいません。

結納返しの口上

関東式では、女性側から男性側へ結納返しを納めることがあります。ゼクシィは、結納返しがある時は女性側から同じ手順で納めると説明しています。

結納返しとは、結納を受けた側から贈るお返しのことです。口上も同じ形に当てはめれば十分です。

結納返しの口上の例
  • 納める(女性の父):「こちらは私どもからの結納の品です。幾久しくお納めください」
  • 受け取る(男性本人):「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」

関西式では、当日は男性側が結納を納めるのが中心です。お返しの仕方は地域や家で違うので、両家で確かめておきましょう。

結納金だけを渡す時の口上

顔合わせの食事会で、結納金や支度金だけを渡す家も多いですよね。そんな時の言葉も、ゼクシィで紹介されています。

場面話す人言葉の例
渡す男性の父「本日は私共からの気持ちとして心ばかりの印を持参いたしました。幾久しくお受けください」
渡す(支度金)男性の父「(家名)より(家名)へ、お支度金を贈ります。幾久しくお納めください」
受け取る女性本人「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」

もっとシンプルに「どうぞ支度金をお納めください」「ありがとうございます」でも大丈夫だそうです。

ゼクシィによると、結納金や支度金の受け渡しだけの時は、母親ではなく女性本人が受け取ることが多いとされています。渡し方の作法は結納金の渡し方で紹介しています。

口上を覚えられない時のメモの使い方

ここでの結論

口上はメモを見ながら言っても失礼ではありません。自分が言いやすい言葉に変えてもかまわないとされています。

『人前で話すのが苦手で、本番で頭が真っ白になりそう』という方も多いはずです。実は、結納の口上はメモを見て読んでもいいんです。

ゼクシィは、丸暗記しなくても、自分が言いやすい言葉に変えても失礼ではないと説明しています。

メモを上手に使うコツ
  • 自分が話す場面のセリフだけを書き出す
  • 大きめの字で、1場面1行にまとめる
  • 袱紗や扇子と一緒に、手元に置いておく
  • 前日に一度、家族の前で声に出して読んでみる

メモの書き方の例

メモは、自分の出番を順番に書いておくと迷いません。

男性の父のメモの例
  1. 始まり:ご縁へのお礼と「結納の儀を執り行わせていただきます」
  2. 納める:「幾久しくお納めください」
  3. 結び:お礼と「今後とも末永くよろしくお願いします」

話し言葉に直すなら、「本日はありがとうございます。これから結納を始めさせていただきます」のような言い方でも十分気持ちは伝わりますよ。

かしこまった言い方と話し言葉の言い換え

どうしても型どおりの言葉が言いにくい時は、意味を変えずに話し言葉に直してもかまいません。

型どおりの口上話し言葉にした例
これより結納の儀を執り行わせていただきますこれから結納を始めさせていただきます
幾久しくお納めくださいどうぞ末永くよろしくお願いします。お受け取りください
いく久しくお受けいたしますありがとうございます。ありがたく頂戴します
略式ながら無事結納をお納めすることができました簡単な形ではありますが、無事に結納を終えることができました

ただ、「幾久しく」は短くて言いやすい言葉です。この一言だけは残しておくと、結納らしい雰囲気が出ますよ。

口上のメモを手元に置き、白木の台にのせた結納品を前に話す場面の写真

結納の口上でよくある相談

ここでの結論

口上の悩みの多くは「目線」「言い回し」「お日柄」の3つです。どれも、気持ちを込めて短く伝えれば大きな失敗にはなりません。

知恵袋に寄せられた結納の口上の相談を要約して、答えてみますね。

相談1:結納返しを持って伺う時、何と言えばいい?

「来月、結納返しを持って相手の家に伺うが、その時の口上が分からない」という相談です。

結論から言うと、結納品を納める時と同じ形で大丈夫です。「こちらは私どもからの結納の品です。幾久しくお納めください」と述べ、相手の返事を待ちましょう。

訪ねた時は、まず玄関や部屋に入ったところで「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」と一言添えると丁寧です。

相談2:受け取る側の父は、誰を見て話せばいい?

「仲人なしの略式で、結納を受け取る娘の父親。口上の時の目線が分からない」という相談です。

受書を渡す口上は、受書を受け取る男性本人に向けて話します。結びへの返礼は、男性の父に向けて話すと自然です。

話す前と後に軽く一礼すると、目線に迷ってもきちんとした印象になります。

相談3:先負の日に正午から始める。「お日柄もよろしく」と言ってもいい?

「結納の日が先負なので正午からにする。口上で『お日柄も良く』を使っても問題ない?」という相談です。

先負(せんぶ)は、辞書では午前は凶、午後は吉とされる日です。午後から始めるなら、この言い回しを使う家もあります。

ただ、六曜の受け止め方は家によって違います。気になる時は「本日はお日柄もよろしく」を省き、「本日はお集まりいただき、ありがとうございます」と始めても十分です。

口上がもっと楽になる当日の準備

ここでの結論

口上を言う人と順番を、前もって両家で伝え合っておくのが一番の準備です。言う人が決まっていれば、当日の迷いがなくなります。

結納の言葉で戸惑う原因の多くは、「今、誰が話す番か」が分からなくなることなんです。

前日までにやっておくこと
  1. 進行役を誰にするか両家で決める
  2. 口上を言う場面と人を紙に書いて共有する
  3. 受書を誰が用意するか確かめる
  4. 自分のセリフをメモにして一度声に出す

受書の書き方は結納の受書とは?、略式結納の準備物は略式結納とは?で確かめられます。食事の席でのあいさつは結納の挨拶の例文にまとめています。

結納のあとの準備も見据えておく

口上の練習をしているうちに、結婚式のことも気になり始めますよね。結納や顔合わせの日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いです。

ハナユメ(PR)

結納・顔合わせの次は、結婚式場探しの相談から

ハナユメは、結婚式場探しの専門アドバイザーに無料で相談できるサービスです。店舗・オンライン・LINE・電話で、希望に合う式場の提案やフェア予約の代行、見積もりのチェックまで相談できます。

無料ハナユメの無料相談を見る

相談方法や特典の内容は公式サイトでご確認ください。

よくある質問

結納の口上とは何ですか?

結納品を納める時や受け取る時、受書を渡す時などに述べる、決まった形のあいさつの言葉です。一言二言の短いセリフで、「幾久しく」という言葉がよく使われます。

口上は誰が言うのですか?

仲人を立てない略式結納では、主に両家の父が言います。男性の父が始まりと結びの口上、女性の父が受書を渡す口上を述べ、本人は受け取る時に一言述べます。

口上を間違えたらどうすればいいですか?

言い直せば大丈夫です。メモを見ながら話しても、自分の言いやすい言葉に変えても失礼ではないとされています。気持ちを込めて伝えることを大切にしてください。

結納返しの口上はありますか?

結納品を納める時と同じ形で述べれば大丈夫です。「幾久しくお納めください」と差し出し、受け取る側は「幾久しくお受けいたします」と返します。

まとめ

この記事の要点
  • 結納の口上は「幾久しくお納めください」「幾久しくお受けいたします」が中心
  • 話すのは主に両家の父で、本人は受け取る時に一言述べる
  • 結納返しも同じ形の口上でよく、結納金だけなら短い言葉でもかまわない
  • メモを見ながらでも、言いやすい言葉に変えても失礼ではない
  • 誰がどの場面で話すかを、前もって両家で伝え合っておく
結納ドットコム

結納ドットコム 編集部

結納の意味と形、結納金・結納返し・結納品の準備、服装や挨拶、顔合わせ食事会から結婚式の準備までを、両家が安心して話し合えるように整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次