結納品の処分の仕方|神社でのお焚き上げ・保管・リメイク

結納品の処分の仕方を紹介する記事のアイキャッチ。水引の結納飾りを和紙で包んでしまう手元

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結婚式が終わって落ち着いたころ、床の間や押し入れの結納品を見て『これ、どうすればいいの?』と手が止まってしまいますよね。縁起物だけに、普通に捨てていいのか迷う方も多いはずです。

結論から言うと、結納品の処分に決まった一つの正解はありません。神社などでのお焚き上げ・保管・リメイク・手放すの4つから、品目と気持ちに合うものを選べば大丈夫です。

この記事では、結納品の処分の仕方を4つの行き先に分けて、品目ごとに向く方法を表でお伝えしますね。

目次

結納品はいつまで飾る?処分を考えるタイミング

先に結論

結納品は、結婚式まで自宅に飾っておくのが一般的とされています。片付けや処分を考えるのは、式が終わってからで十分です。

百貨店の婚礼売場の説明では、結納品は挙式まで自宅に飾るものとされています。以前は、挙式の後にお正月に飾ることもあったそうです。

実は、結納品の処分に「この日まで」という決まりはありません。『式が終わったらすぐ片付けないといけないの?』と焦る必要はないんです。両家の考え方を聞きながら、落ち着いたタイミングで考えれば大丈夫です。

飾り方や飾る期間は結納品の飾り方と飾る期間で詳しく紹介しています。

処分を考えるきっかけは人それぞれ

実際に処分を考えるきっかけは、家庭によってさまざまです。よくある場面を表にしてみました。

きっかけ考えておきたいこと
結婚式が終わった飾り続けるか、しまうか、形を変えるか
引っ越しで荷物を減らしたい新居に持っていく物と手放す物を分ける
実家の片付けで古い結納品が出てきた誰の結納品か、家族に一声かけてから決める
長く保管して場所に困っている気持ちの区切りとしてお焚き上げを考える

実家の片付けで出てきた結納品は、親やきょうだいの思い出の品でもあります。勝手に処分する前に、ひと言確かめておくと気まずくなりませんよ。

結納品の処分の仕方は4つ:行き先で考える

4つの行き先

結納品の行き先は「お焚き上げ」「保管」「リメイク」「手放す」の4つに分けると考えやすくなります。全部を同じ方法にそろえる必要はありません。

結納品の処分方法を調べると、いろいろな情報が出てきて迷いますよね。ここでは、行き先ごとに特徴をまとめました。

結納品の行き先を「お焚き上げ」「保管」「リメイク」「手放す」の4つに分け、それぞれの特徴を並べた図解
行き先どんな方法?向いている人
お焚き上げ神社などにお願いして、縁起物を焚き上げてもらう縁起物を丁寧に手放したい人
保管箱に入れてしまっておく。節目に出して飾るまだ手放す気持ちになれない人
リメイク水引飾りを羽子板などに仕立てて飾る形を変えて思い出を残したい人
手放す自治体の分け方に従って処分する、引き取り先を探す場所を空けたい、ほかの方法が合わない人

百貨店の婚礼売場の説明では、最近は結納品を羽子板に仕立ててお部屋に飾る人や、神社などにお焚き上げをお願いする人も多いとされています。

『一つに決めないといけない?』と思うかもしれませんが、品目ごとに分けてかまいません。水引飾りはリメイク、目録はしまっておく、といった組み合わせもできます。

状況別:こんな時はどれを選ぶ?

同じ結納品でも、置かれている状況で選びやすい方法は変わります。迷った時の目安にしてみてください。

状況選びやすい方法ひと言
式が終わったばかり保管まずはしまって、気持ちが落ち着いてから決める
新居が狭く、飾る場所がないリメイク、お焚き上げ小さく形を変えるか、丁寧に手放す
引っ越しが迫っているお焚き上げ、手放す神社の受け付け時期を先に確かめる
実家から古い結納品が出てきた保管、お焚き上げ本人や家族の気持ちを先に聞く
長年しまっていて気になっていたお焚き上げ区切りとして納める

例えば、新居が狭い時は、水引飾りだけ羽子板にして玄関に飾り、ほかはお焚き上げにする、という分け方もできます。

『全部残すのは無理だけど、全部手放すのもさみしい』という時こそ、品目ごとに分ける考え方が役に立ちますよ。

品目ごとに向く処分の方法

品目で分けると迷わない

結納品は、紙もの・水引飾り・人形や扇子・食べ物を素材にした品・お金を包んでいた袋で、向く行き先が変わります。品目ごとに分けると、迷いがぐっと減ります。

結納品にはいくつもの品目があり、素材も意味もばらばらです。品目ごとの意味は結納品とは?9品目の意味と並べ方で紹介しています。

結納品を品目ごとに分け、お焚き上げ・保管・リメイク・手放すのどれが向くかを示した図解
品目主な素材・中身向きやすい行き先
目録・受書・家族書名前や住所を書いた紙保管、またはお焚き上げ
長熨斗・松竹梅や鶴亀の水引飾り水引・和紙リメイク、お焚き上げ
末広(白い扇子)扇子保管、お焚き上げ
友白髪白い麻糸保管、お焚き上げ
高砂人形老夫婦の人形保管、お焚き上げ
寿留女・子生婦・勝男武士するめ・昆布・かつお節手放す(自治体の分け方に従う)
結納金・酒料の袋金封保管、お焚き上げ

末広は白無地の扇子で、末広がりの繁栄を願う品とされています。友白髪は白い麻糸を白髪に見立て、共に白髪になるまでという願いが込められているそうです。

意味を知ると、手放すのが少しさみしくなりますよね。だからこそ、品目ごとに一番納得できる方法を選んでみてください。

結納金の袋や酒料の袋はどうする?

家内喜多留(やなぎだる)は本来お酒を入れた樽のことで、今は酒料として現金を包むのが一般的とされています。中身を使ったあとの金封だけが手元に残っている、という家も多いですよね。

金封は名前が書かれていることもあるので、紙ものと同じように扱うと安心です。記念に残すか、ほかの品と一緒にお焚き上げにするかを選んでみてください。

名前の入った紙は先に分けておく

目録には贈る側と受け取る側の名前、受書や家族書には家族の名前が書かれています。

よくある失敗

名前の入った目録や家族書を、ほかの品と一緒にそのまま手放してしまうことがあります。紙ものは先に抜き出し、保管するかお焚き上げにするかを決めておきましょう。

家族書は、両家の家族の名前や続柄を書いた書類です。思い出として残したい方は、ほかの品を手放す時も紙ものだけはしまっておく、という方法もありますよ。

高砂人形は別に考える

高砂人形は、老夫婦の人形で、夫婦愛と長寿の象徴とされる結納品です。人の形をしているので、ほかの品と同じように手放すのは気が引ける、と感じる方もいるはずです。

人形の扱い方は結納の高砂人形・羽子板の意味とその後の扱いでまとめています。結納の人形の処分に迷ったら、あわせて読んでみてください。

神社でのお焚き上げを頼む時の確かめ方

先に結論

お焚き上げを受け付けているかどうかは、神社ごとに違います。持っていく前に、神社に問い合わせて確かめておきましょう。

結納品の処分を神社に頼みたい、という方は多いですよね。ただ、結納品のお焚き上げをどこでも受け付けているわけではありません。

受け付ける時期や、持ち込める物の種類、郵送で受け付けているかどうかも、神社によって違います。近くの神社や、結婚式を挙げた神社に一度聞いてみるのが近道です。

お焚き上げを頼むまでの流れ
  1. 結納品を品目ごとに分け、お焚き上げにしたい物を決める
  2. 近くの神社や、ゆかりのある神社に受け付けているかを問い合わせる
  3. 受け付ける時期、持ち込める物、郵送の可否、納め方を聞いておく
  4. 金属や陶器など、焚き上げられない物が付いていないかを確かめる
  5. 言われた方法でまとめ、持参するか送る

問い合わせる時は、こんな聞き方をすると伝わりやすいですよ。

「結納の時にいただいた結納品を納めたいのですが、お焚き上げは受け付けていますか。水引の飾りと扇子、目録があります」

遠くの神社に送りたい時

結婚式を挙げた神社が遠い、という方もいますよね。郵送で受け付けているかどうかも神社ごとに違うので、送る前に問い合わせておきましょう。

送れる場合も、送り方や同封する物に決まりがあることがあります。白木の台のように大きな物は、送れない場合もあるので、品目を伝えて聞いておくと安心です。

お焚き上げに出す前にしておきたいこと

『そのまま全部持っていっていいの?』と迷う方もいますよね。神社によって決まりが違うので、問い合わせの時に聞いた内容に合わせるのが一番です。

お焚き上げの前のチェック
  • 誰の結納品か、家族の了解をとった
  • 残したい紙ものや写真を先に抜き出した
  • 白木の台など大きな物を持ち込めるか確かめた
  • 金属の飾りやケースが付いていないか見た
  • 受け付けの時期と方法をメモした

お焚き上げの後の気持ちの区切り

お焚き上げに出したら、それで結納品とのお別れになります。手放す前に、飾っていた時の様子を写真に残しておく方法もあります。

『あとから見返せるものがあると安心』という方は、床の間に並べた状態を一枚撮っておくと、思い出は手元に残りますよ。

手元に残すなら:保管とリメイク

先に結論

すぐに決められない時は、無理に処分せず保管しておくのも立派な選択です。湿気の少ない場所に、品目ごとに包んでしまっておきましょう。

『捨てるに捨てられない』と感じるのは、ごく自然なことです。結納品は、両家の気持ちがこもった品ですものね。

保管する時は、水引や和紙がつぶれたり汚れたりしないように、一つずつ紙で包んで箱に入れておくと安心です。購入時の箱が残っていれば、それを使うのが手軽です。

保管の仕方の目安

品目しまい方の目安
水引飾り・長熨斗形がつぶれないよう、立体のまま箱に入れる
扇子・友白髪和紙や柔らかい紙で包む
目録・家族書折り目に沿ってたたみ、封筒や箱に入れる
高砂人形ケースごと、ほこりのかからない場所に置く

以前は挙式の後にお正月に飾ることもあったとされています。年に一度、お正月や結婚記念日に出して飾る、という楽しみ方もできますよ。

両家にひと言伝えておくと安心

結納品は、相手の家から贈られた品でもあります。保管するにしても形を変えるにしても、気になる時は相手の家にひと言伝えておくと、あとで気をもまずにすみます。

例えば、こんな言い方なら角が立ちません。

「いただいた結納飾り、羽子板に仕立てて飾ろうと思っています。大事にしますね」

結納の水引や結納飾りのリメイク

先に結論

結納の水引飾りは、羽子板に仕立ててお部屋に飾る方法があります。形を変えて残せるので、捨てるのに抵抗がある方に向いています。

百貨店の婚礼売場の説明では、結納品を羽子板に仕立てて飾る人も多いとされています。結納品のリメイクとして、まず思い浮かべてほしいのがこの方法です。

『リメイクってどこに頼めばいいの?』と思いますよね。結納品を扱う専門店や、羽子板を仕立てる店に、結納の水引のリメイクを受けているか問い合わせてみてください。

リメイクを頼む前に考えておくこと

羽子板以外の形に仕立てられるかどうかは、店によって違います。希望がある時は、どんな形にできるかを相談してみましょう。

リメイク前のチェック
  • どの品をリメイクに使うか決めた
  • 飾る場所の広さを測った
  • 仕立てられる形と、できあがりまでの期間を聞いた
  • 使わない品の行き先も決めた

リメイクに使うのは主に水引飾りです。ほかの品は、保管やお焚き上げと組み合わせると、すっきり片付きますよ。

手放すなら:結納品の買取やリサイクルショップは使える?

先に結論

結納品の買取やリサイクルショップでの引き取りは、店によって受け付けるかどうかが違います。持ち込む前に、扱っているかを問い合わせておきましょう。

引っ越しなどで急いで片付けたい時は、『売れるなら売りたい』と考えますよね。ただ、結納品は家ごとに名前や目録が入った品なので、引き取ってもらえるかは店の判断になります。

フリマアプリなどに出す方法を考える方もいるかもしれません。その場合も、名前の入った目録や家族書は先に外しておくのが安心です。

引き取り先が見つかった時
  • 場所が早く空く
  • まだ使える品を誰かに使ってもらえる
気をつけたいこと
  • 受け付けない店もあり、何軒か問い合わせることになる
  • 名前の入った紙ものの扱いに気を配る必要がある

ゴミとして出す時の結納品の処理

ほかの方法が合わない時は、自治体のごみの分け方に従って処分することになります。結納品の処理は、素材ごとに分けると迷いません。

素材分け方の考え方
和紙・目録などの紙紙として分ける。名前の部分は切っておく
水引・扇子自治体の分け方を確かめる
白木の台大きさによっては粗大ごみになることがある
するめ・昆布・かつお節食品として分ける

『縁起物をゴミに出すのは気が引ける…』という方は、白い紙に包んでから出す、という方法もあります。気持ちの区切りになる方法を選んでみてください。

婚約が解消になった時の結納品

知恵袋には、結納のあとに婚約が解消になり、結納品をどうすればいいかという相談も見られます。この場合は、自分たちだけで処分を決めないほうが安心です。

辞書(日本大百科全書)では、結納は婚約の成立を確かめるための贈り物とされ、婚姻が成立しなかった場合は受け取った側に返す義務があると説明されています。

処分する前に

婚約が解消になった時は、結納品や結納金をどうするかを両家で話し合ってから決めましょう。話がまとまらない時は、弁護士などの専門家に相談する方法もあります。

結納品の処分でよくある相談

知恵袋には、結納品の処分についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:結納品の捨て方が分からない

結婚して時間がたち、結納品をどう捨てればいいのか分からない、という相談です。

捨て方に決まりはないので、まずは品目ごとに分けてみてください。水引飾りはリメイクかお焚き上げ、紙ものは保管、食品を素材にした品は自治体の分け方で手放す、という分け方なら迷いにくいですよ。

相談2:引っ越しで手放したい。リサイクルショップで売れる?

引っ越しを機に結納品を手放したいけれど、捨てるのはもったいないので売れないか、という相談です。

引き取ってもらえるかは店ごとに違うので、持ち込む前に電話で問い合わせるのが確実です。名前の入った目録などは外しておきましょう。引き取り先が見つからなければ、神社でのお焚き上げも考えてみてください。

相談3:何十年も前の結納品が実家から出てきた

実家の倉庫を片付けていたら、長い年月しまわれていた結納品が出てきた、という相談です。

まずは誰の結納品かを確かめ、本人や家族に一声かけてから決めましょう。思い入れのある品だけ写真に残し、ほかはお焚き上げにする、という方法もあります。

長くしまわれていた品は、水引や和紙が傷んでいることもあります。リメイクが難しそうなら、目録など名前の入った紙だけ残して、ほかは神社に相談してみてください。

親に聞く時は、こんな言い方だと話しやすいですよ。

「倉庫から結納の飾りが出てきたんだけど、残しておきたい物はある?なければ神社にお願いしようと思って」

結納品を片付けたら、次の準備へ

結納品の片付けは、結納から結婚式までをひと区切りにするきっかけにもなりますよね。

もしこれから結納や顔合わせを控えている方なら、結納品をいただく時点で「その後どうするか」を両家で話しておくと、あとで迷わずにすみます。

結納や顔合わせの日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いです。早めに動いておくと、両家の希望を聞きながら比べられますよ。

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よくある質問

結納品の処分の仕方に決まりはありますか?

決まった一つの方法はありません。お焚き上げ・保管・リメイク・手放すの中から、品目ごとに合う方法を選べば大丈夫です。

結納品を神社で処分してもらえますか?

お焚き上げを受け付けるかどうかは神社ごとに違います。受け付ける時期や持ち込める物、郵送の可否を事前に問い合わせておきましょう。

結納の水引はリメイクできますか?

羽子板に仕立てて飾る方法があります。羽子板以外の形にできるかは店によって違うので、結納品の専門店などに相談してみてください。

結納の人形の処分はどうすればいいですか?

高砂人形は、保管するかお焚き上げを考える人が多い品です。人形を受け付けるかどうかも神社ごとに違うので、先に確かめておきましょう。

結納品を処分してもいいか、相手の家に聞くべきですか?

決まりはありませんが、気になる時はひと言伝えておくと安心です。羽子板に仕立てる時などは、「大事に飾ります」と添えると角が立ちません。

結納の水引を処分する時、気をつけることは?

名前の入った目録や家族書と一緒にしないよう、先に分けておくことです。水引そのものは、お焚き上げにするか、自治体の分け方に従って手放します。

まとめ

この記事の要点
  • 結納品は結婚式まで飾るのが一般的。処分は式の後に考えれば大丈夫
  • 行き先は「お焚き上げ」「保管」「リメイク」「手放す」の4つ
  • 品目ごとに向く方法が違うので、分けてから決める
  • 神社のお焚き上げは、受け付けるかどうかを事前に問い合わせる
  • 水引飾りは羽子板に仕立てる方法がある
  • 名前の入った目録・家族書は先に抜き出しておく
結納ドットコム

結納ドットコム 編集部

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