結納をしないのはあり?しない場合の代わりと親への伝え方

結納をしない場合の代わりの形と親への伝え方を紹介する記事のアイキャッチ。料亭の個室の卓に置かれた記念品の箱

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婚約が決まって、『結納って、しないとまずいのかな…』と気になっている方も多いはずです。友達の話でもあまり聞かないし、親がどう思うかも分かりませんよね。

結論から言うと、結納をしないのは十分にありです。今は結納をせず、両家の顔合わせ食事会だけで済ませる人がとても多くなっています。

大事なのは「しない」と決めた後の代わりの形と、親への伝え方です。この記事では、その2つを例文つきでお伝えしますね。

目次

結納をしないのはあり?今はどうしている人が多い?

先に結論

結納をしないのは珍しいことではありません。調査では、結納をせず顔合わせだけにした人が大多数です。ただ、家や地域によって考え方が違うので、両家で話して決めるのがいちばん安心です。

まず、実際にどれくらいの人が結納をしているのかを見てみましょう。

リクルート ブライダル総研の「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」では、全国(推計値)の結果が次のようになっています。

結納と顔合わせの実施状況割合
結納と顔合わせの両方を行った5.3%
結納のみ行った1.7%
両家の顔合わせのみ行った85.6%
どちらも行わなかった6.8%

結納を行った人は、両方と結納のみを合わせても1割に届きません。結納なしで顔合わせだけにする形が、今のいちばん多いパターンなんです。

地域によっては結納をする人も多い

ただ、同じ調査の地域別の数字を見ると、結納をする人の割合には地域差があります。

例えば「両方行った」と答えた人は、首都圏で3.4%、九州で10.6%、青森・秋田・岩手で13.6%でした(いずれも2024年調査)。

『うちの地元では結納が当たり前』という家があっても、おかしくないということですね。結納の実施率は結納をする割合はどのくらい?で、地域ごとに詳しく見ています。

結納は「しなければいけない儀式」ではない

百貨店の結納の解説でも、結納は必須ではなく、正式・略式・顔合わせ食事会など、両家の合意で形を選べばよいと説明しています。

最近は結納の代わりに、ホテルや料亭、レストランで両家が食事をしながら顔合わせをする場合もあるとしています。

結納そのものの意味や今の形は、結納とは?意味と由来、今の結納の形で詳しくお話ししています。

結納は必要か、迷った時に考えたい4つのこと

『結納は必要か、自分たちだけでは決められない…』という方もいますよね。結納する・しないで迷ったら、次の4つを順番に考えてみてください。

結納が必要か考える時のチェック
  • 両家の親が、結納をどう考えているかを聞いたか
  • 両家の地元で、結納をする家が多いかどうかを知っているか
  • 結納のための費用と時間を、無理なく用意できるか
  • 2人がどんな形で婚約のけじめをつけたいか話したか

結婚では、結納なしでも婚約はきちんと成り立ちます。そのうえで、親の気持ちと2人の希望の両方を見ておくのがコツです。

結納するかしないか誰が決める?

よく聞かれるのが、結納するかしないか誰が決めるのか、という疑問です。

決まった答えはありませんが、まず2人で方針を決め、それぞれが自分の親に聞き、最後に両家で合わせる流れが話しやすいですよ。

『相手の親に直接聞くのは気が引ける…』と感じるのは自然です。自分の親には自分が、相手の親には相手が聞くようにすると、角が立ちにくくなります。

話し合う順番は結納をするかしないか誰が決める?両家で話し合う順番で、段取り表にしています。

結納をやらない理由として多いもの

結納をやらない理由は、家によってさまざまです。よく挙がるのは次のような事情です。

結納をしない理由よくある状況
両家が遠い一方の家に集まるだけで移動の負担が大きい
費用を結婚式や新生活に回したい2人で貯めたお金を先の準備に使いたい
堅苦しい儀式が苦手口上や作法を覚えるのが負担に感じる
両家とも結納にこだわりがない親の世代も顔合わせで済ませた
準備の時間がとれない仕事が忙しく、品物をそろえる余裕がない

どれも、結納をしない理由としてよくあるものです。理由をはっきりさせておくと、親に伝える時にも説明しやすくなります。

例えば、理由がはっきりしないまま「なんとなく、しなくていいかな」と伝えると、親は『軽く考えているのでは』と心配になりがちです。

「遠いから」「お金を新生活に回したいから」と一言添えるだけで、受け止め方はずいぶん変わりますよ。

結納をしない場合の代わりは3つの形

結納をしない場合でも、何もしないわけではありません。婚約のけじめとして、多くの家では代わりの形をとっています。

代わりの形は3つ

結納しない代わりに選ばれるのは、①顔合わせ食事会 ②記念品の交換 ③結納金(支度金)だけを渡す、の3つです。組み合わせても大丈夫です。

結納をしない場合の代わりとして、顔合わせ食事会・記念品の交換・支度金を渡すの3つの形を比べた図解
代わりの形どんな形か向いている家
①顔合わせ食事会両家が食事をしながら挨拶と家族紹介をする堅苦しさは避けたいが、両家で一度集まりたい
②記念品の交換婚約指輪や腕時計などを贈り合い、食事会でお披露目する形に残る「しるし」がほしい
③支度金だけ渡す男性側から女性側へ、結婚の準備に使うお金を渡す儀式はしないが、お金のけじめはつけたい

①顔合わせ食事会:いちばん選ばれている形

ゼクシィは、顔合わせ食事会は両家の挨拶と親睦が目的で、しきたりや式次第も特にないと説明しています。

互いの家族紹介と挨拶、婚約記念品のやりとりをするケースが多いそうです。進行は2人が行うことが多いので、親の負担も小さめです。お店の予約や当日の流れも、2人が中心になって決めると親は安心して参加できますよ。

親に伝える時は、こんな言い方ができます。

親への伝え方の例(顔合わせ食事会)

「結納はしないで、両家で顔合わせの食事会をしようと思ってる。お店は私たちで探すから、日にちの希望だけ教えてね」

顔合わせ食事会の流れは両家顔合わせ食事会とは?で詳しくまとめています。

②記念品の交換:形に残るしるしにする

結納金の代わりに、お互いに婚約記念品を贈り合う家もあります。男性から女性へは婚約指輪、女性から男性へは腕時計やスーツが多いとされています。

顔合わせ食事会の中で記念品をお披露目すると、結納らしい「けじめ」の場面を作れますよ。

親への伝え方の例(記念品の交換)

「結納の代わりに、婚約指輪と腕時計を贈り合うことにしたよ。顔合わせの時にみんなに見てもらおうと思ってる」

③支度金だけ渡す:儀式なしでお金のけじめをつける

支度金は、結納をしない場合に男性側が用意して女性側に渡す、結婚準備のためのお金です。ゼクシィは、支度金には結納金と違って決まったルールはないと説明しています。

ゼクシィが行ったマクロミル調査(2024年9月、結納をしなかった女性100人)では、支度金を受け取った人は2割強でした。用意しない家の方が多いということですね。

親への伝え方の例(支度金)

「結納はしないけど、彼のご両親が支度金を考えてくださってるみたい。顔合わせの時に渡したいと言ってるけど、それで大丈夫?」

支度金と結納金の違いは結納金と支度金の違いにまとめています。

3つの形を組み合わせる例

3つの形は、どれか1つを選ぶものではありません。家の考え方に合わせて、組み合わせる家も多いです。

組み合わせこんな家に合う当日の様子
顔合わせ食事会だけ両家ともに形式にこだわりがない挨拶と家族紹介をして、食事を楽しむ
顔合わせ食事会と記念品の交換けじめの場面を一つ作りたい食事の前に指輪や腕時計をお披露目する
顔合わせ食事会と支度金男性側の親がお金のけじめを大事にしたい食事会の始めか終わりに、支度金を渡す
3つすべて結納らしさをなるべく残したい挨拶、お披露目、支度金の受け渡しを順に行う

『どれが正しいの?』と迷うかもしれませんが、正解は家ごとに違います。両家の親の顔を思い浮かべながら、いちばん気持ちよく過ごせる形を選んでみてください。

支度金を顔合わせで渡す場合は、サプライズにせず、前もって相手の家に伝えておくのがマナーとされています。受け取る側が慌てずにすむように、2人が間に入っておきましょう。

結納をしないことを親に伝える順番と例文

結納をしないと決めたら、次は親への伝え方です。ここでつまずくと、後で気まずくなることも。

結納をしないことを、2人で決めてから自分の親、相手の親の順に伝える流れを示した図解
親に伝える順番
  1. 2人で「結納はしない」「代わりにこうする」と方針を決める
  2. 自分の親に、自分から話す
  3. 相手の親には、相手から話してもらう
  4. 両家の返事を2人で持ち寄り、ずれがあれば話し直す
  5. 顔合わせの日にちや場所を決めて、両家に伝える

『先に相手の親に言っちゃえば早いかも』と思うかもしれませんね。ただ、自分の親を飛ばすと「聞いていない」と感じさせてしまいがちです。

理由別に使える伝え方の例文

伝える時は、理由と代わりの形をセットで話すのがポイントです。「しない」だけで終わらせないことで、親も安心します。

理由伝え方の例
両家が遠い「お互いの実家が遠いから、結納の代わりに中間の場所で食事会をしたいと思ってる」
費用を先に回したい「結納の分を結婚式や新生活の準備に回したいと2人で話したんだ」
堅苦しいのが苦手「作法を覚えるより、両家でゆっくり話せる場にしたいと思って」
親の負担を減らしたい「準備でお父さんお母さんに負担をかけたくないから、食事会にさせてほしい」

親が結納をしたいと言った時

親の中には、結納をしてほしいと考える人もいます。『反対されたらどうしよう』と不安になりますよね。

そんな時は、すぐに説得しようとせず、まず親が結納で何を大事にしたいのかを聞いてみてください。

「けじめをつけたい」なら記念品の交換、「相手の家ときちんと挨拶したい」なら顔合わせ食事会で応えられることも多いです。

親との会話の例

「結納をしないと、何か気になることがある?」
「やっぱり、けじめはつけておきたいのよ」
「それなら、顔合わせの時に指輪のお披露目と、改まった挨拶の時間を作るのはどうかな」

親が結納で大事にしたいことと、結納をしない場合の応え方をまとめると、次のようになります。

親が大事にしたいこと結納をしない場合の応え方
婚約のけじめをつけたい顔合わせで指輪や記念品をお披露目する
相手の家ときちんと挨拶したい食事会の始めに、両家の父から改まった挨拶をしてもらう
地元の親戚に説明できる形がほしい顔合わせの写真を残し、親戚への報告に使ってもらう
相手の家に失礼のないようにしたいお金や手土産の扱いを、事前に両家でそろえておく

相手の家が結納をしたいと言った時

反対に、自分たちは結納をしないつもりでも、相手の家が結納を望むこともありますよね。

その場合は、相手から相手の親に、どんな形を考えているのかを聞いてもらいましょう。正式な結納ではなく、顔合わせの席で結納品を簡単に交わす形を考えていることもあります。

どうしても結納をしたい親がいる場合は、略式の結納という選び方もあります。結納の断り方や角が立たない言い方は、結納の断り方と例文で詳しく紹介しています。

結納をしない場合に気をつけたいお金と段取り

結納をしない場合でも、お金や段取りで両家の考えがずれることがあります。先に話しておくと安心なポイントを見てみましょう。

よくある行き違い

片方の家は「結納なし=お金のやりとりもなし」、もう片方は「支度金は渡すもの」と考えていて、当日に初めて分かることがあります。お金の話は、事前に2人が間に入って確かめておきましょう。

結納金なしにする時の注意

結納をしないなら、結納金もなしにする家が多いです。ゼクシィは、結納金の代わりに家具や家電を贈ったり、結婚式の費用を多めに負担したりするケースが多いと紹介しています。

一方で、男性側から「結納金なし」と申し出ると、失礼に当たると考える親もいるそうです。言い出し方には気をつけたいですね。

結納金なしにする時の考え方は結納金なしは失礼?にまとめています。

結納返しや食事代はどうする?

ゼクシィは、結納金がない場合は結納返しはなくてもよいと説明しています。

顔合わせ食事会の費用は、同じ「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」で全国(推計値)の平均が8.3万円でした。誰が払うかに決まった形はないので、両家と2人で前もって決めておきましょう。

決めておきたいこと確かめ方の例
支度金を渡すかどうか「支度金のこと、そちらのご両親はどう考えてる?」
食事代は誰が持つか「食事会は私たちが招待する形にしてもいい?」
記念品を贈り合うか「指輪のお返しに、時計を贈ろうと思ってるんだけど」
手土産を用意するか「お互いに手土産を持っていく?」

結納をしないと決めたら、次に進めること

結納をしないと決まれば、顔合わせ食事会の日取りと場所を決める段階に入ります。ここまで来ると、結婚の準備がぐっと現実的になりますよね。

結納なしの場合の進め方
  1. 両家の親に挨拶に行く
  2. 顔合わせ食事会の日にちと場所を決める
  3. 記念品や支度金を用意するか、両家で確かめる
  4. 顔合わせ食事会を行う
  5. 結婚式場探しを本格的に始める

顔合わせの日取りが見えてきたら、結婚式場探しも並行して始める人が多いです。両家がそろう顔合わせの場で、式の時期や場所の希望を聞いておくと、その後の話もスムーズに進みますよ。

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知恵袋でよくある相談:結納をしない

Yahoo!知恵袋にも、結納をしないことについての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:結納なしで、顔合わせの食事代を女性側が全額払ったら失礼?

結納をしないで顔合わせ食事会をする時、女性側の家が食事代をすべて払うと、男性側のメンツをつぶすことにならないか、という相談です。

食事代の分け方に、決まった正解はありません。2人が両家を招待する形、両家で折半する形、片方が持つ形など、家によってさまざまです。

『相手の家に気を悪くされたら…』と心配なら、払い方は事前に2人から両家へ伝えておきましょう。当日の会計で初めて分かる形を避ければ、気まずさはほとんどなくなります。

相談2:入籍したのに、結納金の話が一度も出ない

入籍を済ませたのに、相手の家から結納金の話が出てこない。自分の親も「あれ?」と気にしている、という相談です。

結納をしない家では、結納金や支度金を用意しないことも多いです。相手の家が「結納なし=お金のやりとりもなし」と考えている可能性もあります。

気になる時は、親どうしで話す前に、2人の間で一度確かめてみてください。「うちの親が気にしてて、そっちのおうちはどう考えてるか聞いてもいい?」と、責めない聞き方がおすすめです。

相談3:夫側が結納をしたくないと言う。モヤモヤするのはおかしい?

相手側が結納をしたくないと言っていて、自分はもやもやしてしまう、という相談です。

もやもやするのは、おかしなことではありません。結納に「大事にされている実感」や「けじめ」を求める気持ちは自然です。

まずは、自分が結納の何にこだわっているのかを言葉にしてみてください。記念品のお披露目や、顔合わせでの改まった挨拶で気持ちが満たされることもあります。

よくある質問

結納をしないのは非常識ですか?

非常識ではありません。ゼクシィ結婚トレンド調査2024では、顔合わせのみを行った人が全国(推計値)で85.6%でした。ただ、地域や家の考え方で違うので、両家で確かめておくと安心です。

結納をしない場合、結納金はどうしますか?

結納金もなしにする家が多いですが、支度金として渡す家もあります。どうするかは両家で前もって話し、当日に驚かせないようにしましょう。

結納をしない代わりに何をすればいいですか?

顔合わせ食事会、記念品の交換、支度金を渡すの3つの形がよく選ばれます。組み合わせてもかまいません。

親が結納をしたいと言っています。どうすればいいですか?

まず、親が結納で何を大事にしたいのかを聞いてみてください。けじめの形なら記念品の交換、改まった挨拶なら顔合わせ食事会で応えられることもあります。

結納をしないと、婚約したことにならないのですか?

結納をしなくても、婚約は成り立ちます。顔合わせ食事会での挨拶や記念品のお披露目を、婚約のけじめにする家も多いです。

まとめ

この記事の要点
  • 結納をしないのは十分にあり。調査では顔合わせのみの人が大多数
  • ただし地域や家で考え方が違うので、両家で話して決める
  • 代わりの形は、顔合わせ食事会・記念品の交換・支度金を渡すの3つ
  • 親には自分の親から、理由と代わりの形をセットで伝える
  • 支度金や食事代は、当日より前に2人が間に入って確かめておく
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結納ドットコム 編集部

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