結納の縁起物とお茶|桜茶・昆布茶を出す理由と避けたい物

結納で出す桜茶(桜湯)を紹介する記事のアイキャッチ。白い湯のみの桜湯と紅白の和菓子

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自宅で結納をすることになって、『お茶は何を出せばいいの?桜茶ってどうして?』と気になっている方も多いはずです。いつものお茶を出していいのか、迷ってしまいますよね。

結論から言うと、結納の席では普通のお茶の代わりに桜茶(桜湯)を出すことが多いとされています。お茶は「お茶を濁す」という言葉を連想させるため、お祝いの席では避ける風習があるんです。

この記事では、結納で出す飲み物・お菓子・料理を「出す理由」と「避ける理由」に分けてお伝えしますね。

目次

結納で桜茶(桜湯)を出すのはなぜ?

先に結論

桜湯は、塩漬けにした桜の花にお湯を注いだ飲み物で、婚礼などのおめでたい席でお茶の代わりに出すものです。「お茶を濁す」を連想させるお茶を避けるため、とされています。

辞書(デジタル大辞泉)では、桜湯は「塩漬けにした桜の花に熱湯を注いだ飲み物」で、婚礼などのめでたい席で茶の代わりに用いると説明されています。結納の席では「桜茶」と呼ぶ方も多いですよね。

日本国語大辞典にも、「茶を濁す」といって茶を使うのを忌む見合いの席や婚礼の席で使うことが多い、とあります。ごまかす、その場をあいまいにする、という言葉を連想させないようにしているんですね。

ゼクシィの結納の解説でも、控室などで用意するのは桜湯とされています。お茶は「お茶を濁す」という言葉や、弔事でふるまわれる機会が多いことから、おめでたい席では避ける風習があるそうです。

飲み物結納の席での扱い理由
桜湯(桜茶)出すことが多いお茶の代わりの、おめでたい席の飲み物とされる
普通のお茶避ける風習がある「お茶を濁す」の連想、弔事で出される機会が多い

結納そのものの意味は結納とは?意味と由来、今の結納の形で紹介しています。

地域によってはお茶が結納品になることも

ただし、お茶の扱いは地域で逆になることもあります。ゼクシィの解説では、九州では結納品に「御知家(おちゃ)」としてお茶を加える風習があるとされています。

『お茶はだめって聞いたのに、結納品にお茶?』と不思議に思いますよね。地域によって縁起の考え方が違う、ということなんです。相手の家が九州の方なら、結納品にお茶を入れるかどうか、事前に聞いておくと安心ですよ。

結納の席の飲み物・食べ物:出す理由と避ける理由

先に結論

結納の席の飲み物や食べ物は、「おめでたい意味があるか」「よくない言葉を連想させないか」の2つで考えると選びやすくなります。決まりきった献立があるわけではありません。

結納の席で出すものを、「出す理由」と「避ける理由」の2列で表にしました。地域や家の考え方で違うので、迷ったら両家で確かめてくださいね。

結納の席で出す飲み物・食べ物を、出す理由と避ける理由の2列で整理した図解
品出す理由避ける理由・気をつけたいこと
桜湯(桜茶)おめでたい席でお茶の代わりに用いる特になし
普通のお茶九州では結納品に加える風習がある「お茶を濁す」の連想、弔事でよく出される
昆布茶昆布は「よろこぶ」に通じる縁起物とされる結納の席で出すという公式の説明は見当たらない
紅白のお菓子紅白はお祝いの色特になし
割れやすいお菓子特になし手土産では避けたほうがよいとされる
切り分けて食べるお菓子特になし手土産では避けたほうがよいとされる

昆布茶は出してもいい?

『桜湯が手に入らなかったら、昆布茶でもいい?』と考える方もいるはずです。結納の席で昆布茶を出すという公式の説明は、調べた範囲では見当たりませんでした。

一方で、結納品の子生婦(こんぶ)は、昆布の繁殖力にあやかって子宝を願い、「よろこぶ」にも通じる縁起物とされています。昆布そのものはおめでたい品なので、両家で気にしないなら選ぶのも一つの考え方です。

迷った時は

桜湯が用意できるなら、桜湯を出すのが無難です。昆布茶などほかの物にする時は、相手の家が縁起を気にするかどうかを、ふたりを通して聞いておきましょう。

結納品にも食べ物の縁起物が入っている

実は、結納品そのものにも、食べ物をもとにした縁起物がいくつも入っています。意味を知っておくと、結納の席の話題にもなりますよ。

結納品もとになった食べ物込められた願い
長熨斗(ながのし)あわびをのして乾かしたもの不老長寿
寿留女(するめ)するめ末永く嫁ぎ先に留まる、末永いご縁
子生婦(こんぶ)昆布子宝、「よろこぶ」
勝男武士(かつおぶし)かつお節保存がきくことから「永遠」
家内喜多留(やなぎだる)酒家に喜びが留まる。今は酒料として現金を包むことが多い

各品の意味は結納品それぞれの意味で詳しく紹介しています。

桜茶を出すタイミングと出し方

先に結論

桜湯は、控室や、結納品を飾り終えて席に着くまでの間など、儀式の前に出すのが一つの目安です。結納の儀式そのものの間は、飲み食いをしないのが一般的とされています。

ゼクシィの解説では、結納自体は20分ほどで終わる儀式なので、間に飲食は行わず、終わった後に祝宴を設けるのが一般的とされています。

ですから、桜湯は儀式の前のひと息に出し、儀式の後は祝い膳に移る、という流れで考えると分かりやすいですよ。

自宅での桜湯の出し方の一例
  1. 相手の家が到着したら、控えの部屋に案内する
  2. 結納品を飾り終えるまでの間に、桜湯を出す
  3. 儀式の間は飲み物を下げ、口上とやり取りに集中する
  4. 儀式が終わったら、祝い膳や会食に移る

『儀式の後にもう一杯出したい』という時は、祝い膳に移ってから、会食の飲み物と一緒に考えれば大丈夫です。

出すタイミングに細かい決まりがあるわけではありません。会場が料亭やホテルなら、お店が用意してくれることもあるので、予約の時に「結納で使います」と伝えておくと安心です。

結納当日の段取りは結納の流れとやり方で順番に紹介しています。

桜湯をおいしく出すコツ

桜湯は、塩漬けの桜の花にお湯を注ぐだけで作れます。花が湯の中でふわっと開くので、見た目も華やかですよね。

白い湯のみの中で桜の花が開いた桜湯。結納の席でお茶の代わりに出す飲み物

塩漬けなので、しょっぱさが気になる時は、お湯を注ぐ前に軽く塩を落としておくと飲みやすくなります。湯のみは、花の開く様子が見える、白っぽい器を選ぶときれいですよ。

桜湯の準備チェック
  • 塩漬けの桜の花を、人数分より少し多めに用意した
  • 湯のみを人数分そろえた
  • 出すタイミングを家族と決めた
  • 余った桜の花の使い道も考えた

結納の料理・ご飯はどうする?祝い膳の考え方

先に結論

結納の後は、祝い膳(会食)を設けるのが一般的とされています。時間の目安は2〜3時間です。結納プランなら同じ会場で、自宅で行った場合は仕出しを取るか、料亭などへ移動することが多いとされています。

結納の料理やご飯について、献立の決まりは特にありません。両家がゆっくり話せる、お祝いの席にふさわしい料理を選べば大丈夫です。

結納の場所祝い膳の用意の仕方
ホテル・料亭の結納プラン同じ会場で会食に移る
自宅仕出しを取る、または料亭などへ移動する
自宅以外で結納のみ近くのお店を予約しておく

食事代をどちらが持つかは、家や地域で考え方が違います。女性宅で行う場合は女性側が持つのが一般的だけれど、自宅以外では折半というケースも多い、とゼクシィでは紹介されています。

よくある失敗

食事代の分け方を決めないまま当日を迎え、会計の場でお互いに気まずくなることがあります。誰が支払うかは、事前にふたりを通して確かめておきましょう。

料理を選ぶ時に気をつけたいこと

料理の内容で縁起を気にするかどうかは、家によってさまざまです。会場の人に「結納のお祝いの席です」と伝えれば、お祝い向きの献立を相談できますよ。

祝いの席での振る舞いや避けたい言葉は結納のマナーでまとめています。

結納のお菓子と、手土産のお菓子の選び方

先に結論

結納のお菓子は、紅白や縁起物を意識して選ぶと安心です。手土産のお菓子なら、割れやすいものや切り分けて食べるものは避けたほうがよいとされています。

百貨店の婚礼の案内では、手土産は鰹節や昆布、紅白最中、昆布巻きなど縁起のよい品がよいとされています。結納の手土産にお菓子を選ぶなら、紅白最中のような品が分かりやすいですね。

『割れやすいお菓子はなぜだめなの?』と思いますよね。理由まではっきり書かれてはいませんが、お祝いの席では「切る」「別れる」など、別れを連想させる言葉を避ける考え方があります。品物でも同じ連想を気にする人がいる、と考えておくとよさそうです。

選びやすいお菓子
  • 紅白の色合いのもの
  • 個包装で分けやすいもの
  • 日持ちするもの
気をつけたいお菓子
  • 割れやすいもの
  • 切り分けて食べるもの
  • 傷みやすいもの

結納の席で出す茶菓子についても、同じ考え方で選べば大丈夫です。手土産の選び方全体は結納・顔合わせの手土産で紹介しています。

結納の縁起物でよくある相談

知恵袋には、結納の桜茶やお菓子についての相談が多く寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:結婚の挨拶で出すお茶は桜茶がいい?

彼が結婚の挨拶に来てくれる時に出すお茶は、桜茶がよいのか、という相談です。

桜湯は、見合いや婚礼などのおめでたい席でお茶の代わりに出すものとされています。結婚の挨拶の席で出すかどうかに決まりはないので、気持ちを込めたいなら桜湯、気軽な雰囲気にしたいなら普段のお茶でも大丈夫です。

相談2:桜茶はいつ出せばいい?

自宅で結納をする時、桜茶は結納品を飾り終えてから出すのか、いつ出せばよいのか、という相談です。

儀式の間は飲食をしないのが一般的とされているので、控えの部屋や、飾り付けが終わって儀式が始まるまでの間に出すと流れが自然です。儀式が終わったら、祝い膳に移りましょう。

相談3:結納の茶菓子は干菓子と饅頭どちらがいい?

自宅での結納で出す茶菓子を、何にすればよいか迷っている、という相談です。

茶菓子の種類に決まりはありません。紅白の色合いや縁起物を意識して、両家が食べやすいものを選べば大丈夫です。迷ったら、結納の席で出すと伝えて和菓子屋さんに相談してみてください。

結納の席を整えたら

桜茶やお菓子まで準備できれば、両家を迎える支度はほぼ整いましたね。

結納や顔合わせの日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いです。結納の席で両家の希望を聞いておくと、式場選びもスムーズに進みますよ。

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よくある質問

結納でなぜ桜茶を出すのですか?

お茶は「お茶を濁す」という言葉や、弔事で出される機会が多いことから、おめでたい席では避ける風習があるためです。代わりに、塩漬けの桜の花にお湯を注いだ桜湯を出します。

結納品にお茶を入れる地域はありますか?

ゼクシィの解説では、九州では結納品に「御知家(おちゃ)」としてお茶を加える風習があるとされています。地域で考え方が違うので、相手の家に確かめておきましょう。

結納のご飯はどこで食べますか?

結納プランなら同じ会場で祝い膳に移り、自宅で行った場合は仕出しを取るか、料亭などへ移動することが多いとされています。時間の目安は2〜3時間です。

結納で昆布茶を出してもいいですか?

結納の席で昆布茶を出すという公式の説明は見当たりません。昆布は「よろこぶ」に通じる縁起物とされるので、両家が気にしないなら選ぶ考え方もあります。迷ったら桜湯にしておくと安心です。

結納の手土産のお菓子で避けたいものは?

割れやすいものや、切り分けて食べるものは避けたほうがよいとされています。紅白最中のように縁起のよい品が選びやすいです。

まとめ

この記事の要点
  • 結納では、普通のお茶の代わりに桜湯(桜茶)を出すことが多い
  • お茶は「お茶を濁す」の連想や弔事との結びつきから避ける風習がある
  • 九州では結納品にお茶を加える風習もあり、地域で考え方が違う
  • 桜湯は儀式の前に出し、儀式の後は祝い膳に移る
  • 手土産のお菓子は、割れやすいもの・切り分けるものを避ける
結納ドットコム

結納ドットコム 編集部

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