最近の結納事情|今どき結納はする?しない?する人の割合と形

最近の結納事情を紹介する記事のアイキャッチ。ホテルの個室の卓と小さな結納飾り

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婚約が決まって、『今どき結納ってみんなしているの?』『結納金は最近どうなっているの?』と気になっている方も多いはずです。親世代の話と、友人の話が全然違って戸惑うこともありますよね。

結論から言うと、最近の結納はする人が少数派で、顔合わせ食事会だけにする人が大半です。ただし地域による差が大きく、結納をする家では結納金を用意することが多いという結果も出ています。

この記事では、公表されている調査の数字で最近の結納事情を確かめ、2人と両家に合う形を選ぶための早見表をお伝えしますね。

目次

最近の結納事情:今どき結納はする?しない?

先に結論

ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、結納をした人は7.0%でした。顔合わせ食事会だけをした人は85.6%で、今時は顔合わせ食事会が主流です。

『周りで結納をした人を聞かない』と感じている方もいますよね。実際に、リクルート ブライダル総研の調査を見ても、結納をする人は少なくなっています。

ゼクシィ結婚トレンド調査2024の「結納・両家の顔合わせの実施状況」を表にしました。対象は2023年4月〜2024年3月に結婚式や披露宴をした人で、全国の値は推計値です。

区分2024年調査2023年調査
結納と顔合わせの両方を行った5.3%6.2%
結納のみ行った1.7%1.6%
両家の顔合わせのみ行った85.6%83.5%
どちらも行わなかった6.8%8.6%

結納をした人(両方+結納のみ)は、2024年調査で7.0%、2023年調査で7.8%です。顔合わせをした人(両方+顔合わせのみ)は、2024年調査で90.9%になります。

数字の読み方

この調査は、結婚式や披露宴をした人が対象です。結婚式をしなかった人は含まれていないので、「結婚した人全体」の割合とは少し違う点に気をつけておきましょう。

調査ごとの数字は結納をする割合はどのくらい?で詳しく紹介しています。

現在の結納は「略式」が中心

結納をする家でも、昔ながらの正式結納はほとんど見かけなくなりました。

ゼクシィは、最近は仲人を立てずに料亭やホテルなどを会場にして行う略式結納が主流だと説明しています。百貨店の解説でも、両家の父親や本人が進行する簡略形式が増えているとされています。

形進め方現代での位置づけ
正式結納仲人が両家を行き来して品物を届ける今はあまり見かけない
略式結納両家が料亭・ホテル・女性の家などに集まる結納をする家の中心
顔合わせ食事会両家で食事をしながらあいさつする今どきの多数派

ゼクシィ結婚トレンド調査2024の北海道版では、仲人を立てた人は2.5%でした。全国の値は確かめられていませんが、仲人を立てる結納が少なくなっていることがうかがえます。

略式結納の流れは略式結納とは?で紹介しています。

現在の結納は地域でこんなに違う

『でも、うちの地域では結納をするのが普通って聞いたけど…』という方もいますよね。実は、結納をするかどうかは地域によってかなり差があるんです。

先に結論

同じ調査で、東北の一部や九州では結納をした人が多めで、北海道や首都圏では少なめでした。全国の数字だけで「最近は結納をしない」と決めつけず、両家の地域の考えも聞いておきましょう。

ゼクシィ結婚トレンド調査2024の地域別の数字を、結納をした人(両方+結納のみ)に注目して並べました。

地域(2024年調査)両方行った結納のみ顔合わせのみ
青森・秋田・岩手(n=206)13.6%2.9%78.2%
福島(n=166)12.7%3.0%80.7%
九州(n=282)10.6%4.6%78.4%
関西(n=402)5.2%1.0%87.8%
東海(n=300)4.7%1.0%90.0%
首都圏(n=417)3.4%1.4%85.9%
北海道(n=237)2.1%未確認85.2%

ゼクシィの記事でも「実施率はエリアによっても異なりますが、多くても全体の15%程度」と書かれています。どの地域でも顔合わせ食事会が多数派ですが、地域によって結納をする人の多さは数倍違うわけですね。

地域別の数字を見る時の注意

地域別の数字は、それぞれ数百人ほどの回答をもとにしています。調査報告書にも、サンプル数が少ないものは誤差が大きいので参考程度に、という注記があります。

『うちの県は何%?』とぴったりの数字を探すより、「この地域は結納をする家が比較的多い」くらいの目安として見ておくのがおすすめです。実際に結納をするかどうかは、地域の数字より両家の考えで決まることがほとんどですよ。

両家の出身地が違う時は

例えば、男性側が九州、女性側が首都圏というように、両家の出身地が離れていることもありますよね。こんな時は、どちらの「当たり前」に合わせるかで話がこじれやすくなります。

「うちのほうでは結納をするのが普通なんだけど、そちらではどう?」
「こちらは顔合わせだけの家が多いみたい。一度、親にも聞いてみるね」

こんなふうに、まず相手の地域の様子を聞いてみるのがおすすめです。関東式・関西式など結納のやり方の違いは結納の地域の違いで紹介しています。

今時の結納の4つの形と、決め方の早見表

今どきの結納は、大きく「しない」「顔合わせだけ」「略式結納」「正式結納」の4つの形に分けられます。どれが正解ということはなく、両家の事情で選んで大丈夫です。

選び方のコツ

「家の考え」「地域」「費用」「2人の希望」の4つの観点で見ると、自分たちに合う形が見えてきます。この記事独自の早見表を参考にしてみてください。

最近の結納の4つの形(しない・顔合わせだけ・略式結納・正式結納)と、選ぶ時の4つの観点をまとめた図解
観点しない顔合わせだけ略式結納正式結納
家の考え形式より2人の気持ちを大事にしたいあいさつと親睦を大事にしたいけじめとして形にしたいしきたりを大事にしたい
地域どの地域でも選ばれているどの地域でも多数派結納が多めの地域で選ばれやすい仲人を頼める人がいる地域や家
費用かからない食事代が中心結納品・結納金・会場費など略式の費用に仲人へのお礼も加わる
2人の希望結婚式や新生活に集中したい気軽に両家をつなぎたい両家の希望をどちらも叶えたい伝統的な形を大切にしたい

『結納はしたくないけど、相手の親は結納をしたいみたい…』という時もありますよね。そんな時は、顔合わせ食事会の中で結納品や記念品を受け渡すなど、間をとる方法もあります。

顔合わせと結納を組み合わせる方法は結納と顔合わせの違いで、結納をしない時の伝え方は結納をしないのはあり?で紹介しています。

今時、結納するのはどんな家?

ここからは、調査の数字ではなく、出典に書かれた傾向をもとにした目安です。結納を選ぶ家には、こんな特徴が見られます。

結納を考えたほうがよさそうなサイン
  • どちらかの親が、結納をするのが当たり前の地域の出身
  • 親から「きちんとけじめをつけたい」と言われている
  • 両家の親が、しきたりや作法を大事にしている
  • 結納品を飾ることを楽しみにしている家族がいる

逆に、どちらの親も「2人に任せる」という考えなら、顔合わせ食事会で十分という家が多いです。百貨店の解説でも、正式・略式・顔合わせ食事会から両家の合意で選ぶよう勧めています。

今どきの略式結納は、当日どんな感じ?

『結納って、堅苦しくて長い儀式なんでしょう?』と思っている方もいるかもしれませんね。実は、今どきの略式結納の儀式はとても短いんです。

ゼクシィは、儀式自体はおよそ20分ほど(ページによっては10〜15分程度)と説明しています。その後は会場でそのまま祝いの膳を囲むのが一般的で、時間の目安は2〜3時間です。

略式結納の大まかな流れ(関東式の一例)
  1. 結納品を飾り、両家がそろって着席する
  2. 男性の父が始まりのあいさつをする
  3. 男性側が結納品を納め、女性側が受書を渡す
  4. 結びのあいさつをして、婚約記念品のお披露目をする
  5. 記念撮影をして、会食に移る

ホテルや料亭の結納プランを使えば、結納品の飾り付けや進行まで任せられることもあります。顔合わせ食事会と比べても、思ったほど大がかりではないと感じる方は多いはずです。

当日の段取りは結納の流れとやり方で詳しく紹介しています。

迷った時の話し合いの順番

形を決める時にもめやすいのは、話す順番を飛ばしてしまった時です。『親同士で直接話してもらえば早いのでは?』と思うかもしれませんが、まずは2人で考えをそろえておくのが近道なんです。

結納の形を決める話し合いの順番
  1. 2人で、結納・顔合わせのどちらがいいか希望を話す
  2. それぞれが自分の親に、地域のならわしや希望を聞く
  3. 2人で両家の希望を持ち寄り、間をとった案を考える
  4. 両家の親に案を伝え、形・場所・費用の持ち方を決める
  5. 会場や結納品店に相談して、日取りと中身を固める

自分の親には自分から聞く、というのが角を立てないコツです。例えばこんなふうに切り出してみてください。

「顔合わせの食事会にしようと思っているんだけど、お父さんたちは結納をしたい気持ちはある?」

誰が決めるのか、話し合いの進め方は結納をするかしないか誰が決める?で詳しく紹介しています。

今どきの結納金:最近の金額と「なし」の考え方

『今どきの結納金っていくらくらい?』『そもそも結納金なしでもいいの?』という声もよく聞きますよね。ここでは、結納金の最近の傾向を数字で見ていきます。

先に結論

結納をした人の中では、結納金を用意した人が9割ほどです。ゼクシィ結婚トレンド調査2024では、結納金の全国平均は95.2万円、最も多いのは100万〜150万円未満でした。

まずは、結納をした人のうち結納金や結納品があったかどうかです(ゼクシィ結婚トレンド調査2024・全国推計値)。

結納金・結納品の有無割合
結納金・結納品ともにあった48.0%
結納金のみあった42.2%
結納品のみあった2.4%
ともになかった4.6%

ゼクシィは、結納金あり派を90.2%とまとめています。結納をする家に限ると、結納金を用意するのが今も一般的なんですね。

最近の結納金の金額

同じ調査の、結納金の金額の数字です。結納金があった人のうち、金額を答えた人の結果になります。

金額2024年調査2023年調査
50万円未満3.4%3.9%
50万〜100万円未満21.0%15.4%
100万〜150万円未満69.9%74.4%
150万〜200万円未満1.7%2.0%
200万円以上4.0%4.4%
平均95.2万円97.3万円

ゼクシィは、キリのいい数字として100万円を選ぶケースが多いとしています。百貨店の解説では、結納金は「十万円程度から数百万円までさまざま」とされ、額に決まりはないそうです。

あくまで調査の結果なので、両家の事情で決めて大丈夫です。地域ごとの金額や決め方は結納金の相場はいくら?で紹介しています。

最近の結納金は「誰のもの」?

結納金の意味も、最近は変わってきています。ゼクシィは、昔は姓を変える女性の親に贈っていたが、今は「ふたりの新生活準備のために用意する経済的な援助」として女性本人に贈られることが多くなった、と説明しています。

ただし、受け取る人の考え方は記事や家によって違います。誰が受け取ってどう使うかは、両家で話しておきましょう。

結納金なしの時はどうする?

結納をしない時、結納金の代わりに「支度金」を渡す家もあります。ゼクシィは、支度金を結納をしない時に新郎側が新婦側に渡す結婚準備のためのお金で、決まったルールはないと説明しています。

結納金なしの時によくある形(支度金・家具家電・式費用の負担・婚約記念品)を並べた図解
結納金なしの時によくある形中身
支度金を渡す結納金の代わりに、結婚準備のためのお金を渡す
家具や家電を贈る新生活に必要な物を男性側が用意する
結婚式の費用を多めに持つお金を渡す代わりに式の費用で調整する
婚約記念品を贈り合う指輪や腕時計などを交換する

ゼクシィ独自の調査(2024年・結納をしなかった女性100人)では、支度金を受け取った人は2割強でした。支度金も、用意しない家のほうが多いわけですね。

気をつけたいこと

ゼクシィは、新郎側から「結納金なしで」と申し出ると、失礼に当たると考える親もいると注意しています。言い出す時は、2人が間に立って両家の考えを先に聞いておくと安心です。

支度金の詳しい考え方は結納金と支度金の違いで、結納金なしの伝え方は結納金なしは失礼?で紹介しています。

最近の結納・顔合わせにかかる費用

形を選ぶ時には、食事や会場の費用も気になりますよね。同じ調査の、食事を含めた費用の平均は次のとおりです。

項目(2024年調査・全国推計値)平均
食事を含めた結納式の費用43.9万円
食事を含めた両家の顔合わせの費用8.3万円

結納式の費用は回答した人が少なく、とても高い金額の回答に平均が引っ張られている可能性があります。分布で最も多いのは5万〜10万円未満の25.5%でした。

結納の費用の内訳は結納の費用はどれくらい?で詳しく紹介しています。

最近は婚約記念品を交わす家が多い

結納をしない家でも、婚約のしるしとして記念品を交わすことはよくあります。ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、婚約記念品があった人は71.8%でした。

項目(2024年調査・全国推計値)結果
婚約記念品があった71.8%
婚約記念品のうち、婚約指輪84.2%
婚約記念品の返礼品を贈った44.3%
結納をした人のうち、結納返しはしていない40.9%

結納返しや記念品のお返しも、する家としない家に分かれているのが今の姿です。結納の形を決める時に、記念品やお返しをどうするかも一緒に話しておくと、当日になって慌てずにすみますよ。

結納の形が決まったら、式場探しも

結納にするか顔合わせにするかが決まると、次は結婚式の準備です。顔合わせや結納の日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いですよ。

両家がそろう場で式の希望を少し話しておくと、その後の相談がぐっと進めやすくなります。

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知恵袋でよくある相談:最近は結納をしないって本当?

Yahoo!知恵袋には、最近の結納についての相談がたくさん寄せられています。閲覧の多い相談から3つ選び、要点をまとめてお答えしますね。

相談1:結納金の相場は?最近は結納金なしという話も聞くけれど、やはり必要?

結納金の相場を知りたい、また最近は結納金なしも多いと聞くが、用意したほうがいいのか、という相談です。

結納をした人の中では、結納金を用意した人が9割ほどです。ただ、そもそも結納をした人が全体の1割にも満たないので、結納をしない家では結納金も用意しないことが多いです。

まずは結納をするかどうかを両家で決め、結納をするなら結納金も含めて話し合いましょう。

相談2:男性側から結納を断ると、なぜ「失礼」と言われるの?

結納を男性側から断ることが失礼になると聞くが、その理由を知りたい、という相談です。

結納は、相手に姓を変えてもらう側が贈るのが基本で、昔は育ててくれたお礼という意味もありました。そのため、贈る側から「しない」と言うと、気持ちを省いたように受け取る親もいるんです。

断る時は、2人が間に立って女性側の両親の考えを先に聞き、顔合わせ食事会や記念品など代わりの形を一緒に伝えると角が立ちにくくなります。

相談3:結納をしないなら、結納金で買うはずの家具や家電は誰が用意する?

最近は結納をしない人が多いと聞くが、その場合、本来結納金で買う家具や家電は誰のお金で用意するのか、という相談です。

決まった答えはなく、家ごとに違います。ゼクシィは、結納金の代わりに男性側が家具や家電を贈ったり、結婚式の費用を多めに負担したりするケースが多いと紹介しています。

2人の貯金で用意する家もあるので、両家の考えを聞いて決めましょう。

よくある質問

今時、結納をする人はどのくらいいますか?

ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では、結納をした人は7.0%でした。顔合わせ食事会だけをした人が85.6%で、今どきは顔合わせが主流です。

最近の結納金はいくらくらいですか?

同じ調査では、結納金の全国平均は95.2万円、最も多いのは100万〜150万円未満でした。地域や家の事情で違うので、両家で話して決めましょう。

いまどき結納をしないのは失礼ですか?

失礼ではありません。今は顔合わせ食事会だけにする人が多数派です。ただし親の考えもあるので、両家で話し合って決めると安心です。

現代の結納はどこで行いますか?

料亭やホテルの個室、女性の家などで行うことが多いです。ホテルや式場には、結納品や進行まで任せられる結納プランがある場合もあります。

今どきの結納は仲人を立てますか?

立てない家がほとんどです。今は仲人を立てずに、両家の父や本人が進行する略式結納が中心です。

まとめ

この記事の要点
  • 最近の結納は少数派。ゼクシィ結婚トレンド調査2024では結納をした人は7.0%
  • 顔合わせ食事会だけをした人が85.6%で、今どきは顔合わせが主流
  • 東北の一部や九州では結納をした人が多めで、地域の差が大きい
  • 結納をする家では、結納金を用意した人が9割ほど
  • 「しない・顔合わせだけ・略式・正式」から、両家の事情で選べばよい
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結納ドットコム 編集部

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