結納金の渡し方|タイミング・言葉・受け取り方

結納金の渡し方とタイミング、渡す時の言葉を紹介する記事のアイキャッチ。白木の台を差し出す手元

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結納の日が近づいてきて、『結納金ってどうやって渡すの?何て言えばいいの?』と不安になっている方も多いはずです。親も久しぶりの場で、段取りを覚えているとは限りませんよね。

結論から言うと、結納金の渡し方は風呂敷から出して台やお盆にのせ、相手に向けて差し出し、「幾久しくお納めください」と伝えるのが基本です。受け取る側は「幾久しくお受けいたします」と答えます。

この記事では、渡す側と受け取る側の動きを1つの手順表にまとめ、正式結納・略式結納・顔合わせの3つの場面で言葉をどう変えるかをお伝えしますね。

目次

結納金はいつ渡す?渡すタイミングの基本

先に結論

結納をする場合、結納金は結納の当日、儀式の中で結納品と一緒に渡します。結納をしない場合は、顔合わせ食事会の席か、別の日に改めて渡す形があります。

『結納金っていつ渡すのが正解なの?』と迷いますよね。実は、結納をするかどうかで渡すタイミングが変わるんです。

結納の形結納金を渡すタイミング誰の前で渡すか
正式結納仲人が女性の家へ結納品を届ける時仲人が両家の間を行き来する
略式結納結納の儀式の中、男性側が結納品を納める時両家がそろった席
顔合わせのみ食事会の乾杯の前や食事の後など、区切りのよい所両家がそろった席
結納も顔合わせもしない両家の都合のよい日に改めて本人や親どうし

結納の儀式自体は短く、ゼクシィでは「約20分」や「10〜15分程度」と紹介されています。結納金を渡すのはその中のほんの数分なので、流れを一度頭に入れておけば慌てません。

結婚式のどれくらい前に渡す?

結納金のタイミングは、結納の日そのものが決まれば決まります。結納の時期は、ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)では挙式の平均10.0カ月前でした。

ただ、ゼクシィの記事では「挙式の4〜7カ月くらい前が一般的」とも書かれていて、時期には幅があります。結納の時期の考え方は結納はいつする?で詳しく紹介しています。

結納で何を渡す?結納金と一緒に渡すもの

先に結論

結納で渡すものは、結納金のほか、結納品・目録・婚約記念品などです。受け取る側は、受け取ったしるしとして受書を渡します。

『結納で何を渡すの?結納金だけでいいの?』という方も多いですよね。結納で渡すものを、贈る側と受け取る側に分けてまとめました。

渡すもの渡す側中身
結納金贈る側御帯料・小袖料などと呼ばれるお金
結納品贈る側長熨斗・末広・友白髪などの縁起物
目録贈る側結納品の品名と数を書いた、納品書のようなもの
婚約記念品贈る側婚約指輪など
受書受け取る側結納品を確かに受け取ったという受領書のようなもの
家族書・親族書両家家族や親族の名前と続柄を書いたもの(省略する家も多い)

ゼクシィは、結納品には結納金も含まれると説明しています。結納金は、目録では金額を書かず「壱封」と書くのが基本です。

結納金を入れる袋の選び方と書き方は結納金の袋(のし袋)の選び方と書き方で紹介しています。

結納金の渡し方:渡す側と受け取る側の手順表

ここでは、略式結納を例に、渡す側と受け取る側の動きを1つの表にまとめました。どちらの家も、自分が何をする番なのかが一目で分かります。

結納金を渡す時に使う風呂敷・白木の台・金封を並べた様子の写真
先に結論

結納金は、男性の母が女性の前へ運び、男性の父が口上を述べて渡します。女性本人が目録を確かめて受け取り、女性側から受書を返すのが一般的な流れです。

略式結納で、渡す側と受け取る側が交互に動く結納金の渡し方の手順を示した図解
順番渡す側(男性側)の動き受け取る側(女性側)の動き
1金封を直前まで風呂敷に包んでおく結納品を飾る場所を用意しておく
2風呂敷から出し、白木の台や切手盆にのせる席について待つ
3男性の母が、結納品を女性の前へ運んで一礼する一礼を返す
4男性の父が口上を述べる口上を聞く
5席に戻る女性本人が目録を確かめ、父、母の順に回す
6受書を受け取る準備をする女性の母が受書を男性本人の前へ運び、女性の父が口上を述べる
7男性本人が受書を確かめ、父、母の順に回す席に戻る

この流れは、ゼクシィが紹介している関東式の略式結納の例です。地域や家の考え方で違うので、迷ったら両家で確かめておきましょう。

台やお盆の向けかた

ゼクシィは、結納金をそのまま手渡しするのはマナー違反として、台やお盆にのせて渡す方法を紹介しています。

台にのせて相手に向ける手順
  1. 金封を風呂敷から出し、白木の台か切手盆(金封用の塗りのお盆)にのせる
  2. 自分から見て正面に表書きが読める向きで持つ
  3. 台を時計回りに90度回し、もう一度90度回して相手の方へ向ける
  4. 両手で相手の前へ差し出す

切手盆は受け渡しの後に返すのが一般的で、白木の台はそのまま相手に差し上げられるそうです。風呂敷や台の選び方は結納金・結納品の風呂敷と台で紹介しています。

3つの場面で変わる、結納金を渡す時の言葉

先に結論

渡す時の言葉は「幾久しくお納めください」、受け取る時は「幾久しくお受けいたします」が基本です。場面がくだけるほど、短い言葉で大丈夫です。

「幾久しく(いくひさしく)」は、いつまでも末永くという意味です。ゼクシィは、「幾久しく」は結納でよく使われる言葉なので覚えておきましょうと紹介しています。

『全部覚えられるかな…』と思いますよね。ゼクシィは、丸暗記しなくても、自分が言いやすい言葉に変えても失礼ではないと説明しています。

場面別の言葉の早見表

場面渡す時の言葉(男性の父)受け取る時の言葉
正式結納(仲人が仲立ち)仲人が両家の口上を伝える仲人を通してお礼を伝える
略式結納「こちらは私どもからの結納品です。幾久しくお納めください」女性本人「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」
結納金の受け渡しだけ「本日は私共からの気持ちとして心ばかりの印を持参いたしました。幾久しくお受けください」女性本人「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」
顔合わせ食事会「どうぞ支度金をお納めください」「ありがとうございます」

正式結納では仲人が両家の間を行き来するので、両家が直接言葉を交わす場面はほとんどありません。今は仲人を立てない略式結納が主流です。

受書を返す時の言葉

受け取った側は、受書を返す時にも短い口上を述べます。

「受書でございます。いく久しくお納めください」(女性の父)

「ありがとうございます。いく久しくお受けいたします」(男性本人)

口上の例文は結納の口上の例文で、場面ごとにくわしく紹介しています。

結納返しはいつ渡す?

結納金を受け取った側が結納返しをする場合、渡すタイミングも気になりますよね。ゼクシィが紹介する流れでは、結納返しがある場合は、女性側から同じ手順で納めます。

ただ、ゼクシィ独自の調査では、結納返しを渡したタイミングは結納当日のほか、結納の後や結納より前という人もいました。関西では、後日に品物をお土産として持参する形も紹介されています。

結納返しのタイミングよくある形
結納の当日結納金を受け取った後、同じ手順で女性側から納める
結納の後品物を後日あらためて贈る(腕時計など)
結納の当日(女性宅の場合)女性側が先に結納返しを下座に飾っておき、男性側の後に納める

結納返しの考え方は結納返しとは?で紹介しています。

結納金の受け取り方:受け取る側の準備

先に結論

受け取る側は、女性本人が目録を確かめて受け取るのが一般的です。結納金の受け渡しだけの場合も、母親ではなく女性本人が受け取ることが多いそうです。

結納金の受け取り方は、渡し方ほど話題になりませんよね。でも、受け取る側も流れを知っておくと落ち着いて対応できます。

受け取る側が準備しておくこと
  • 結納品を飾る場所(床の間や上座のテーブル)を整えておく
  • 受書を用意しておく(贈る側が一緒に用意することもある)
  • 結納返しをする場合は、その品物や金封を用意しておく
  • 受け取る時の言葉を、女性本人と父で確認しておく
  • 受け取った結納金を持ち帰る袋や風呂敷を用意しておく

受書は本来、受け取る側が用意するものです。ただ、品目を書く必要があるため、最近は贈る側が一緒に用意することも少なくないとゼクシィは説明しています。

『受け取った後、その場で中を確かめるの?』と気になる方もいますよね。ゼクシィが紹介する流れでは、儀式の中で確かめるのは目録です。目録に書かれた品がそろっているかを見て、受け取りのお礼を伝えます。

よくある失敗

受け取った金封を、そのまま足元やかばんの中に置いてしまうことがあります。受け取ったら結納品と一緒に飾る場所へ置き、席が終わるまで丁寧に扱いましょう。

結納金を誰が受け取り、誰のものと考えるかは結納金は誰が出す?誰に渡す?で紹介しています。

知恵袋でよくある相談:結納金の渡し方

Yahoo!知恵袋には、結納金の渡し方の相談がたくさん寄せられています。閲覧の多いものから3つ選び、要点をまとめて答えますね。

相談1:正式な結納はせず、食事会で結納金だけ渡したい

正式な結納ではなく両家の食事会で済ませる予定で、結納金だけ渡したい時にどう渡せばいいか、という相談です。

食事会で渡す場合も、風呂敷から出して台やお盆にのせて渡すと、改まった気持ちが伝わります。言葉は「本日は私共からの気持ちとして心ばかりの印を持参いたしました。幾久しくお受けください」がそのまま使えます。

渡す位置は、乾杯の前か食事の後のどちらかに区切ると落ち着いて渡せます。詳しくは顔合わせで結納金を渡すにはで紹介しています。

相談2:両家顔合わせの食事会で結納金を渡すのはNG?

結納金を渡すタイミングがいつか分からず、顔合わせの食事会で渡すのはマナー違反ではないか、という相談です。

NGではありません。ゼクシィは、顔合わせ食事会の席に金封を持参するなど、結納金の受け渡しは想像以上に多いと紹介しています。

ただ、相手の家に何も伝えずに当日出すと、受け取る側が困ってしまいます。事前に「顔合わせの時にお渡ししたい」と伝えておきましょう。

相談3:結婚式の日が先に決まった。結納金はいつ渡す?

結婚式の日取りが先に決まっていて、結納金をいつ渡せばいいか迷っている、という相談です。

結婚式の日が決まっている場合は、そこから逆算して結納や顔合わせの日を決め、その日に渡すのが分かりやすい方法です。

ゼクシィの紹介でも、結納の時期は挙式の数カ月前から1年近く前まで幅があります。両家の都合のよい日を先に押さえておくと安心ですよ。

結納金を渡した後は、式場探しへ

結納金を無事に渡し終えると、両家ともほっとしますよね。結納の日取りが決まったら、式場探しも並行して始める人が多いです。

先に結論

結納金を式の費用に充てる予定なら、式場の見積もりを早めに見ておくと、両家で話がしやすくなります。

結納の席で「式はどこで?」と話題になることもあるので、候補をいくつか見ておくと安心です。式場探しの相談先として、こうした窓口を使う方法もあります。

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よくある質問

結納金はいつ渡すのが一般的ですか?

結納をする場合は結納の当日、儀式の中で結納品と一緒に渡します。結納をしない場合は、顔合わせ食事会の席か、別の日に改めて渡します。

結納金を渡す時の言葉は?

「幾久しくお納めください」が基本です。結納金の受け渡しだけなら「本日は私共からの気持ちとして心ばかりの印を持参いたしました。幾久しくお受けください」も使えます。

結納金の受け取り方は?

女性本人が受け取り、「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」と答えるのが一般的です。結納の場合は、受け取った後に受書を返します。

結納金を風呂敷のまま渡してもいいですか?

風呂敷は持ち運ぶためのものなので、渡す時は風呂敷から出し、白木の台や切手盆にのせて渡します。

まとめ

この記事の要点
  • 結納金は、結納の当日に結納品と一緒に渡すのが基本
  • 渡す時は風呂敷から出し、台やお盆を時計回りに回して相手へ向ける
  • 渡す言葉は「幾久しくお納めください」、受け取りは「幾久しくお受けいたします」
  • 正式・略式・顔合わせの順に、言葉は短くしてよい
  • 受け取る側は、女性本人が受け取り、受書を返す
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結納ドットコム 編集部

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